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09月07日-03号

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  1. 西海市議会 2016-09-07
    09月07日-03号


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    平成28年  9月 定例会(第3回)     平成28年第3回西海市議会定例会議事日程(第3号)                         平成28年9月7日(水)                         午前10時開議日程第1 市政一般質問(通告順位5番から8番まで)      平成28年第3回西海市議会定例会会議録                              (第3号)招集年月日    平成28年9月2日招集の場所    西海市議会議場開会(開議)   9月7日 午前10時0分 宣告(第6日)応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員(凡例) ◯出席 ▲欠席 ×不応招 ▲◯公務欠席     1  欠員          11 田口 昇   ◯     2 渡辺督郎   ◯     12 渕瀬栄子   ◯     3 田崎耕太   ◯     13 佐々木義信  ◯     4 浅田直幸   ◯     14 小嶋俊樹   ◯     5 戸浦善彦   ◯     15 井田利定   ◯     6 朝長隆洋   ◯     16 平野直幸   ◯     7 宮本一昭   ◯     17 中野良雄   ◯     8 中尾清敏   ◯     18 岩本利雄   ◯     9 永田良一   ◯     19 杉澤泰彦   ◯     10 中里 悟   ◯     20 佐嘉田敏雄  ◯地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名  市長          田中隆一   安全安心課長      今村史朗  副市長         竹口一幸   政策企画課長      川原進一  総務部長        冨永敬二   情報観光課長      福田龍浩  さいかい力創造部長   岩倉光義   農林課長        辻野秀樹  市民環境部長      野田義博   建設課長        十九本和敏  保健福祉部長      山口美恵子  学校教育課長      大坪広弥  建設部長        中嶋 剛   社会教育課長      山本誠治  検査指導担当理事    笹田幸男   教育総務課長      田口春樹  産業振興部長      田地 薫  水道部長        三岡 清  総務課長        森林良行  財務課長        山添秀士  教育長         澤田洋子  教育次長        中島義則職務のため出席した者の職氏名  事務局長        平岩博司   書記          染 一実     午前10時0分 開議 ○議長(佐嘉田敏雄)  皆さんおはようございます。ただいまの出席議員は19人です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 △日程第1 市政一般質問 ○議長(佐嘉田敏雄)  日程第1、市政一般質問を行います。通告順に質問を許可します。14番、小嶋俊樹議員の一般質問において資料の配付を許可しておりますので、報告をいたします。 初めに、14番、小嶋俊樹議員の質問を許可します。14番、小嶋議員。 ◆14番(小嶋俊樹) 〔登壇〕 大変ご苦労さまでございます。それでは、今日1番バッターの創生会所属の14番、小嶋議員でございます。 それでは、通告しておりました1つの案件につきましてご質問させて頂きますが、昨日、同僚議員同様に神奈川県の相模原で起こりました障害者施設の殺人事件におきまして、被害に遭われた皆様のご冥福を祈りますとともに、台風被害に遭われました皆様のご冥福と、そして一日も早い復興を願いたいと思っております。 それでは、通告しました件についてご質問をさせて頂きます。質問事項1、学校給食センターについて。食は医食同源のごとく、人の機能を高める最も重要な役割であることは言うまでもありません。そこで、老若男女を問わず、健康維持が最も大切であることを踏まえ、次の質問をさせて頂きます。 (1)現在、施設の老朽化に伴い検討されている給食センターの新設はいつごろになるか、お伺いをいたします。 (2)平成26年度に供用開始された福岡県行橋市の防災食育センターのようなモデル的給食施設の建設は検討できないかを伺いたいと思います。 以上、2点について伺います。再質問は自席にて行います。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  答弁を求めます。澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子) 〔登壇〕 おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。それでは、14番議員の学校給食センターについてのご質問にお答えします。 1点目の給食センターの新設はいつごろになるのかについてでございますが、学校給食センターの新設等につきましては、教育振興基本計画に示しております学校給食施設適正規模化に沿って推進しているところです。現在、教育振興基本計画の見直しを行っており、給食センター適正化計画の策定は遅くとも平成33年を目標としています。最終的な適正規模化の完了につきましては、当該計画に沿って早期に対応することを目標としております。適正化計画の策定については、平成27年度の第2回西海市立学校給食共同調理場運営委員会におきまして、適正化の検討について、専門知識を有する外部委員を交えた適正化計画策定委員会の設置要望もあり、現在、今年度中の設置を目指して、条例案作成などの準備を進めておるところです。 当該策定委員会において、平成30年度を目途に施設の現状と課題を洗い出し、西海市の学校給食の目的たる理念、基本方針を定め、平成32年度を目途に施設の基本的な考え方、施設規模、施設性能を設定し、その実現に向けた新設、改修等の方向性を答申して頂こうと考えております。その後、その答申をもとに、平成33年度に適正化計画を策定しようと考えております。本年7月に県学校給食会に同行して給食施設の視察も行いました。福岡市立第1給食センターにおきましては、土地の選定や取得等もあり、計画策定後、建設完了まで5年の歳月を要したとのことでございました。したがいまして、本市におきましても建設完了までには相応の年数を要するかと想定をいたしております。しかしながら、施設の老朽化、各調理場建設時以降の学校給食に求められるニーズの変化への対応等も含め、可能な限り早期に建設完了ができるよう努力していきたいと考えております。 2点目の福岡県行橋市の防災食育センターのようなモデル的給食施設の建設の検討についてお答えします。 本件につきましては、1点目でお答えした適正化計画策定委員会において、施設の基本的な考え方、施設規模、施設性能の設定の協議の中で、関係部局を含め検討して参りたいと考えております。その中で、建設時の財源を検討するに当たり、防災食育センターのような防衛交付金を充当できる施設の建設についても、一つの案として検討していきたいと考えます。 議員のお考えにある食の重要性につきましては、学校給食法でも、学校給食の目的として学校給食が児童及び生徒の心身の健全な発達に資するものとうたっており、教育委員会といたしましても、安全・安心な給食の提供の重要性を深く認識しております。 議員のおっしゃられるように医食同源、子どもたちの健康維持を担う学校給食の運営のため、学校給食施設適正規模化を早急に進めて参りたいと考えております。以上で、答弁とさせて頂きます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  14番、小嶋議員。 ◆14番(小嶋俊樹)  ありがとうございました。それでは、再質問をさせて頂きます。 学校給食が今、教育長がおっしゃいましたように、学校給食法の中でこの目的、それから目標、それから学校施設に関する基本的な事項が定められておるわけであります。今、教育長がおっしゃられましたように、学校給食法の中でうたわれております食育の部分、要するに第3章でいう学校給食の活用において食事に対する指導なりそういうものをやりなさいという、これは食育の領域に入るわけです。 現在、西海市の各給食センターをお持ちのところで、学校給食の現場におきまして、そういう食育に対する--昨日も同僚議員から学校給食に対する地産地消の問題とかいろんなお話がありよりましたけど、現場ではどのような食育の指導をされておられますでしょうか。ちょっと教えてください。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  学校における食育については、西海市の食育基本計画等についても記載をさせて頂いているところですが、それぞれ栄養職員が各児童・生徒に対して給食時間等を利用しての指導等も行っております。その中で、例えば西海市にもともと伝わる行事食や伝統食、こういったものを給食に取り入れたりしておりますので、そういった中身等についての給食だより等に記載をしたりして、そういう説明をしたり、あるいは西海市の地産地消という意味で、西海市でとれる食材等について指導したり、あるいは学校給食のときに生産者等を招いて、そして生産者の皆さんと児童・生徒の触れ合いといったもの、こういったものなどを総合的に推進しているところでございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  14番、小嶋議員。 ◆14番(小嶋俊樹)  それは基本的にやるべきことですので、どのところもやるんでしょうけれども、今、教育長がおっしゃいましたように、伝統食、要するに私から言わせると民族食といいますか、日本古来ある食事のあり方というのを食育の関係で指導していると。これは現場の管理栄養士さんを中心にやっておられるわけでしょうけれども、学校の現場では、栄養士さんが中心になってやる栄養指導以外に、例えば今、生産者との連携とかいう話も聞きましたけれども、実際具体的に農業をされている方とか、漁業をされている方、地産地消のもとになっているようなそういう現場の人たちとの交流もしくは食への関心というのをやっておられるでしょうかということをちょっと聞きたい。当然、給食法の中ではそういうふうにやりなさいとうたわれておりますよね。当然、学校給食法の中では地産地消やそういう民族食というか、伝統食、そういうものを含めてやりなさいと。ただ、これは栄養士だけでできる問題ではありませんので、管理栄養士だけではなくて、地域に密着した人たちとか、そういうものをつくっている人たちとの連携の中でそういうものが子どもたち、児童に食事を提供することにおいて、その食事、ご存じのように給食法の中ではその自然の体系の大切さというのもきちんと教えなさい、自然のありがたさ、もしくは自然の体系のメカニズムなどもその中できちんと教えなさいと、こういうことは学校教育の現場の中でやっておられますか、どうでしょう。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  ご指摘のようなもの、それぞれ学校が考えて実施をしているところです。先ほども申し上げましたように、学校給食週間等において、そうした生産者の皆さんと児童・生徒が一緒に給食を食べながら、意見交換をしたり、いつも給食をつくってくださってありがとうというふうな形で子どもたちが感謝を述べたりというような風景もありますし、それから例えば西海町あたりではミカン農家のところに出かけていって、そういうふうなミカンの生産をされている収穫を味わったりとか、そういうふうなことで生産者の皆さんとの交流、あるいは地域によってはトマトなどの生産をされている方が本当に学校に協力をして頂いて、そういったトマトをつくられている畑に出向いたり、あるいは学校に来て頂いたりというような、そういう地域の方の交流、それから例えば押し寿司あたりの体験を地域の方が学校に出向いて調理実習としてずっと西海市で伝わっているという郷土食などを味わったり、あるいはそういうものを一緒に食べたりというような、そういうふうなものを各学校がそれぞれ考えて実践をしているところでございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  14番、小嶋議員。 ◆14番(小嶋俊樹)  わかりました。そういう学校の各施設でやっているということで、そういう話も聞いたりもしますので、各学校で伝統のあり方とか、食事のあり方とか、またそれをもとにして自分たちが生きていくすべというものをちゃんと現場でやっているということで理解しとけばいいんですね。 給食センターが今あるんですけれども、この給食センターが教育長おっしゃいましたように、33年度までには方向性をしてやりたいというようなお話だったんですけれども、現実、前回の総務文教委員会で現場を歩きましたら、大変老朽化もしくは現実的に非常に厳しいようになりつつある施設なんですけれども、果たして33年というと、今年28年ですかね。そして教育長に言わせると、その過程においては福岡の例もあっておくれることも、その状況によりますけれども、なかなか建設が長引くこともあると。私は、今の現状をちょっと教えて頂けますか。給食施設の問題点、それからちょっとそれに触れて、アレルギー対策が今大きく言われているわけですけれども、アレルギー対策ができるような整っている施設があるものか。それから、そういうことに対する調理場が設置できなければ、何らかの形でそういうものを任意でできるような施設にしているものかどうか、そのところをちょっと教えてください。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  まず、遅れるというご指摘でございますが、実際的に私どもが第1期の教育振興基本計画においては、28年度までに計画策定という計画しておること自体が若干遅れております。その点については大変申しわけなく思っております。 それから、その中でやはり現在、調理場としてはドライ方式というようなものというふうに一応はなっているんですが、やっぱり完全にドライではございません。そういった意味でやっぱりドライ方式がとれるような、そしてまた、ご指摘のアレルギー対応、こういったものがちゃんととれて、やっぱり子どもたちの食の安全を担保するような施設に早急に取り組むべきだろうというふうに思っております。 それから、アレルギーにつきましては、現在、市内の児童・生徒の中の一応90人が、その対応が必要なお子さんという形で本人からの申し入れ等によって、年度当初に把握をしているところでございます。 その中で除去食という形で対応している児童・生徒の分が13名、それから代替食が17名、自分で除去して食べるというのが33名で、あと食材を使用しないという方が24名という形で対応しているんですが、ご指摘のようにアレルギー対策をとるための特別の施設といったものではなくて、現場で調理をしながらそうした対応を行っているという状況でございますので、先ほども申し上げましたように、新しい施設--私はまだ視察をしたことはないんですけれども、昨年から担当のほうがそうした佐世保の給食センター等を視察させて頂いて、その報告を受けた中で、やはり食物の受け入れから調理工程、そして学校へ配食して、そして配食した用具がまた戻ってきて食器の洗浄、こういったラインがきれいなラインとして実施をされている。そういうことが安全な給食提供につながるので、できれば早目にそういうふうなものをしたいという職員の意向もありまして、今そうした準備をやっぱり早目にしようということで、まずは給食センターの職員たちとの協議を進めているところでございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  14番、小嶋議員。
    ◆14番(小嶋俊樹)  一昔、私たちの子どもの時代には、アレルギー対策というのは物すごく希少な数字しか出なかったんですけれども、今はまさに西海市で90名ということですね。大変多い数字です。これは食生活、環境、いろんな問題があると思うんですけれども、学校給食の現場においては、これはいかんともしがたい現実ですので、基本的なアレルギーの体質をなくさない限りは、当面、アレルギー対策はしていかなければならない。 これは今聞かれるところでは、管理栄養士さんのもとに注意深くやっていれば、当面大きな事故が起こるようなことはないんだというふうに認識しとっていいとは思うんですけれども、なかなかこれは管理栄養士の業界でもそこまで神経質になる必要はないという方もおられるし、やっぱり洗浄も含めて、ちょっとのことでもいろんな症状が出たりすることはあるんだというふうなことも言われます。 実際、私も冒頭で大変失礼なんですけれども、普通の給食でもちょっとそこにかすが残っていても喉の調子が悪くなったとか、体調が悪くなったということはよくあります。ただ、生命とかそういうものに異常がないものですから、それはそれで終わるわけですけれども、現実的にはそこまで大変厳しい状態がアレルギー対策というのは迫られておるということでご認識を頂いて、早急にでも学校給食の現場の安全性というのは、父兄の皆さんも特にアレルギーをお持ちのお子さんをお持ちの親御さんは、世間が窮屈でなかなか言い出せないというのか、自分たちの子どもだけが特別扱いをしてもらうということに対しては、大変気の毒だという面もあるんですけれども、生命にかかわったりする子もおられますので、そのへんは十分注意されてやられていると思いますので、今後もそういう施設の改善や将来における今度新しくつくろうという方針が固まりましたら、このあたりも加えて、学校給食の現場の中で論議をして頂ければなと思います。 それでは、それに鑑みて、学校給食だけじゃなくて、資料を差し上げております2番目の行橋市の防災食育センターというのが、お手元に皆さん届いていると思うんですけれども、これは要するに食育と防災とあわせて、なおかつ給食センターと三つ巴の政策ということだと思うんですね。 まず、教育長は1つの提言として検討させて頂くというふうなお話だったわけですけれども、これはちょっと市長のほうに振って頂きまして、西海市は健康の里づくりというのが総合計画の中で、これは基本的な理念になっております。食育という観点からすれば、子どもたちだけではなくして、この後、私はちょっと日本の医療の現状というのを述べさせて頂きますけれども、子どもから大人まで、もう老人に至るまでやっぱり食べ物のことを考えなければならない時代が来ているんじゃないかと思うんですよね。栄養指導というか、要するにそういうものをやっていかなければならない時代が来ているんじゃないかなと思いますので、防災というのは市長もご存じのように、この手のものは最近、佐世保市もやっているんですけれども、行橋だけじゃなくて、遠賀とかいろんなところも防災に関することはやっているんですね。こういうコラボレーションした施設を--これは財源は別として、こういうものをもう考える時期が来ているんじゃないかなと思うんですけれども、市長のお考えではどういうふうなお考えなのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  防災の立場から、いわゆる健康な食を子どもから大人まで普及していくということは、これは今日の食文化を考えたときに非常に大切なことではないかなと、こう思っております。 医食同源という言葉を使われておるわけですが、私もその考え方には全く同感でありまして、最近の子どもたちアレルギー症の発症率が高いというのも、これは明らかに長い歴史の中での食文化の問題点があるからではないかなと私は思っております。 防災にかかわる給食センターというものが今、行橋市のほうで実践されておるということは、これは財源の問題も、これは防衛予算を使うということもあってのことではありましょうけれども、「健康の里さいかい」というのは、やっぱり私たちが身体の健康もですけど、いろんな意味での地域産業も含めた健康を目的としておるわけですけれども、何といっても健全な身体を備えていなければ、いろんな健康長寿を考えたときでも、また医療費の問題等々、大きな問題に関係してくることではないかなと思っております。特に日本人は西洋人と違いまして体の構造も腸そのものも西洋人よりも長いわけでありまして、それに合った雑穀といいますかね、肉食的な習慣というのは、あまりそぐわないのではないかなと私は思っております。しかし、最近は魚よりも肉というような嗜好が強うございまして、なかなかそれが子どもたちのこういったアレルギー反応を引き起こす原因になっておるのではないかなと私は考えておるところでございまして、議員おっしゃられるような、そういう食の原点をしっかり見つめながら、これからの給食センターのあり方を考えていくということは大変大切なことではないかなと、このように考えておるところでございます。 財源につきましては、教育長も申されたように、西海市には防衛交付金なるものもあるわけでありまして、行橋市がそういった活用もされておるようでございますので、今後は教育委員会部局と財政、そこらへんについても当然これは協議をしていかなきゃいかんのじゃないかなと、このように思っています。 ○議長(佐嘉田敏雄)  14番、小嶋議員。 ◆14番(小嶋俊樹)  ありがとうございます。今、市長がおっしゃいましたので、改めまして日本の今の食の現状というのをちょっとお話しすると、これはちょっとまた食育から外れますけど、皆さんお聞き頂きたいと思うんですけれども、今、透析患者が毎年3万人ずつ増えているそうです。透析患者の方たちには大変失礼になるんですけれども、これはもう生命にかかわることですので--透析。透析患者が増えてきますと、皆さんご存じだと思うんですけど、この透析患者に1か月にかかる透析の負担金というのは約60万円から70万円かかるんですね。たしかそれぐらいかかると思います。これは今、全国30万人おられる。年々増えていっている。これはもう健康保険税もしくは医療費の大きな負担、日本の医療費は40兆円ですから。そして、がん患者が今、日本では大体100万人超えたんですね。これも大変な医療費です。高齢化していますので、医師会に言わせれば高齢化率のパーセンテージも含めるから、どうしてもがん率が高いんだ、2人に1人の時代がやってきたとしてもおかしくないという時代なんですね。ところが、先進諸国の中で日本が断トツなわけですよね。アメリカ、ヨーロッパは、がんは減りつつあります。これはなぜアメリカとかヨーロッパががんとか透析が減りつつあるかというのは、これを厚生労働省は何で言わないのか知らないんだけど、ほかの分野の人たちは医師にしても医学界にしても言うんですけど、なぜか厚生労働省はお医者と葬儀屋と坊主と一緒になっているのか知らないけど、このことに関しては、あまり言わないんですね。その40兆円が増えている病気の原因をアメリカの場合は現代病は国家の財政を圧迫するようになってきているという--1970年、もう大分前ですよね。40年ぐらい前になります。私たちは歴史のかなたになっておるフォード大統領というのがいました。彼が栄養問題特別委員会というのを設置して、国民の栄養と病気の関係というのを当時やったらしいですね。この結果、現代病は薬では治らないという結果が出まして、アメリカはまさに先ほど市長が一緒に言ったように医食同源、食べ物が大きな原因になっているんだというのを国立がんセンターでアメリカは発表しているんですね。それから食べ物に関する数値設定をして、がん予防が始まって現在に至っている。それで徐々にどんどんアメリカはがん患者が減っている。透析患者も減っています。 それで、なのに日本は野放し状態なんで、なかなか減ってこないんだけれども、実は医食同源という言葉は中国の言葉の薬食同源といいますかね、漢方薬、薬食同源という思想から派生したジャパニーズ造語らしいんで、日本人がつくり上げたものらしいですけれども、これがやっぱり日本でもきちんとやらなければならない時代が実は来ているということなんですね。 それで、市長がおっしゃったように、日本人はやっぱり民族食を食べていかねばならない。そうしないとやっぱり西洋化した食べ物では人間の体の健康……。ご存じのように、食べ物は私たちの子どもの時代は満腹になって飢えをしのぐという目的が多分にあったんですね。貧しかった。実際は血液をつくるのが食べ物の基本ですから、いい血液をつくらなければいい細胞にいきませんから、病気になるわけですよね。だから、血液の問題が非常に大きな問題と今なっている。 返りますけれども、小さいころから食育をやって、大人になっても成人病にならないためには運動をするとかいうのもありますけれども、やっぱり食べ物をきちんといいものを食べるという習慣を身につけていくということで、市長がいつも提唱しておりますように、健康のふるさとづくり西海という総合ビジョンをこれからも掲げながら新しい施策を打っていくのであれば、ぜひ子どもから大人まで食育を考える時期が来ていると思います。 私はこれを急いでやっぱりやるべきであって、平成33年と言われておりますけれども、そういう時間的な計画もあるかもしれませんけどね、やっぱりもう本市の医療費を考えても、国の医療費を考えても待ったなしなんですね。40兆円て、日本の国は60兆円しかかせいでいないんですよ。40兆円使って、一般会計から使っていないけれども、自分たちが食べたいだけ食べて、そして40兆円の医療費を使うというのはね、そろそろやっぱり考えなくてはならない時期に来ているわけですよね。 それで、こういう施設をつくることに関して検討に値するんだと教育長はおっしゃいましたけれども、やっぱり学校給食との兼ね合いがありますので、学校給食との兼ね合いがあるからこういう食育センターというのはどうかなという考え方があるのかなと思うんで、どういうふうに思われていますか。市長はいいことなんで、こういうのは考えていくべきじゃないかなと言いましたけれども、学校教育の現場としてはこういう制度のシステムをつくるということに関してはどうでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  行橋市の防災機能も備えたセンターという形の中で、当然子どもたちの通常の学校給食の提供とあわせて、子どもたちに対する食育をやはり推進する機能といった面については必要だろうというふうに考えておりましたが、私自身としては学校給食施設という形の中で、広く市民全体への食育センターという発想は正直言って持っておりませんでした。したがって、今後、そういうふうなご指摘等も頂きながら、実際に西海市が今後建設しようとしている給食センターにそうした機能も持たせるかどうかという点については検討していく必要があるのではないかなというふうに思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  14番、小嶋議員。 ◆14番(小嶋俊樹)  検討するということです。検討するということはなかなか前に進まないということなんですけれども、ここでやりますとはなかなか澤田教育長も言えないわけでしょうけれども、これはぜひ私としたら、規模がどうこうという問題じゃなくて、この手の防災食育センター、大変うたっている方だけじゃなくて、やっぱり防災に関する問題としては大変いい問題が提起されております。 そこで市長、防災に関して備蓄がどれぐらい本市でなされているか、ちょっと担当は、これは安全安心課になるのかな。食料の備蓄とかそういうものというのはどういうふうになっていますか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  担当……(「いやいや、部長、どこが担当しているかでいいですよ。もう数量とかなんとか、そういうのは今わからないでしょうから……」の声あり)総務でしょう。(「どこが担当してどういうふうに今準備をしている……」の声あり)総務部長。 ◎総務部長(冨永敬二)  現在、西海市のそういった救援物資、非常食等の保管につきましては、本庁を初め各総合支所で保管管理をしている状況であります。 ○議長(佐嘉田敏雄)  14番、小嶋議員。 ◆14番(小嶋俊樹)  その内容で大体西海市が災害に遭ったとき、緊急に足りているかどうかなんですけれども、市長、これは万全だと思われているのか、1点。それと、防災食育センターができれば、やっぱり私は、これは市だけではなくて、例えば隣市町村が災害に遭ったとき、それから当然、西都市、それから北海道広尾町の姉妹都市が災害に遭われたりとか、特別そうでなくても、今回の熊本の件もあるかもしれないですけれども、そういうときに支援する体制づくりというのも現実的にはやっぱりできますよね。それは数量的にたくさんやるということはできませんけれども、こういうことはもう、もはや広域的にやる時代が来ていると私は思うんですね。これは県の仕事でもあるわけですけれども、考えてみれば、もはや県単位、九州一体で動くような時代ですから、やっぱりこういう施設をつくって食育、健康、しかも防災というふうな三つ巴で、これも書いてあるとおり、各地域の炊き出しもできるということであれば、こういう施設は非常に有効な施設になり得ると思うんですよね。 そこで広域、県も含めまして、そういう目標を立てながら検討する課題じゃないかと思うんですけど、どう思われますでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  あらゆる災害を想定しとかにゃいかんだろうと思うんです。熊本県の例でありますけれども、熊本市を中心に西海市もレトルトの保存食を約6,000食、すぐ搬送したわけですが、現場におきましたら、なかなか交通手段が全く機能していない状況で、全国から殺到した救援物資が災害地に全く届かなかったという時間がかなり続いたわけですね。ボランティアの方々もたくさん現地に入っておるんですが、全くこれが機能していなかったという、これは災害の規模にもよりけりでしょうけれども、非常にそういった救援物資そのものが、交通網が遮断されると全く意味なくなってしまうという、そういう状況が発生したようであります。 西海市がそういう状態にはならんだろうとは思いますけれども、地震となりますと交通網が寸断されてしまうと。あらゆるインフラ網が全部遮断してしまうということで、なかなか難しい問題があるんじゃないかなと。私は西海市内のそういう防災的な衣類とか食とかというものは、災害の規模にもよるでしょうけれども、現状を考えてみまして、私は足りているんじゃないかなと思います。ただ、議員がおっしゃられているのはそういう意味だけじゃなくて、やはり緊急時も含めて恒常的に子どもから大人まで健康的な日々の生活に何らかの啓発活動が行われながら、そういう意味も含めた防災給食センターのことを指しておるんじゃないかなと思っておりますので、そういう点につきましては、私はまだまだ道半ばというよりも、そういう面につきましては相当まだ問題があろうと考えております。 教育長もおっしゃいましたけれども、やっぱりそういうことも含めて、現在の子どもたちの将来、平均余命は確かに現在よりも低くなると私は思っております。それはなぜかというと、食文化だと思うんですね。私たち団塊の世代から上は、やはり幼少のころから素食に耐えて、そうぜいたくな食事はとってきていないと思うんですよね。したがいまして、日本の平均寿命、女性は86歳ですか、世界一と。男性ももう82歳になろうとしておるわけですね。しかし、この状況が永劫末代続くということは絶対あり得ないと思っております。 したがいまして、これは医療費との関係も当然出て参ります。平均余命を少しでも下げないように、維持できるようなそういう医食同源の考え方に沿った食育というものをやっぱり構築していかなければいけないと、私もそう考えておるところでございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  14番、小嶋議員。 ◆14番(小嶋俊樹)  ありがとうございます。ぜひ、食育に関しましては、同時に防災食育センターらしきもののご検討をお願いしたいと思います。 最後に、私ちょっと提案をして、市長、教育長から給食のことをお聞きして、大変あれだったんですけれども、最後、市長が「健康の里さいかい」を標榜して総合政策をやるということですので、それも昨日、次期市長選でももう1回挑戦をしたいということで、これからも総合計画の中でそういうものを加味されてやるという気持ちがあるようですので、一つ提言をさせて頂きたいと思いますけれども、食の重要な問題が提起されておりますから、実は食は農業--水産業も入りますけれども、まず、うちは農業、水産業の中で、これは農業のことをちょっとですね。最近、静岡県三ヶ日で機能性ミカンというのが大変有名になりまして、インターネットを皆さんお開きになれば、三ヶ日の機能性ミカンというのは見られると思うんですけれども、要するに温州ミカンが大変脚光を浴びておりまして--これは青島なんですけれども、皆さんお聞きになったことはあるかもしれませんけど、β-クリプトキサンチンというカロテノイドの色素、ああいう黄色いミカンとか赤のトマトであるとか、ああいう色の濃いものというのは、それぞれ健康に非常にいいという要素を持っております。その中でβ-クリプトキサンチンというのは温州ミカンに非常に多いということで、ほかのミカンにない要素を持っているということで、ミカンが非常に機能性ミカンとして売り出されて脚光を浴びているんです。本市においてもミカンは大変な生産地でありますし、機能性果物とか機能性野菜、つまり食べ物は先ほど言いましたように、血液と関係しますので、当然健康と関係するわけですけれども、機能性野菜や機能性果物。こういうものに着目をして、農業の大革命をやって頂きたいなと、市長に思うんですよ。 このごろ私は、総括じゃなくて何かのときにちょっと--農業公社のときに、これでいいんですかねとちょっと言いましたよね。今や農業は未来産業として大変脚光を浴びております。これはTPPの問題もあるかと思うんですけれども、農業は大変有望な産業の一つに今やなりつつあります。今や日本の大手企業はほとんど農業に参入しつつあります。まだ、今、参入しつつあるという段階で、参入は決まっていないところありますけどですね。 三ヶ日ミカンのβ-クリプトキサンチンというのはというのはこれは地元の農協だけじゃなくて、自分たちでそういうのを勉強して、これは農林水産省の規格をパスしなけりゃならないし、当然、厚生労働省の機能性ミカンとして認定も受けなければならないわけですけれども、これはさほどお金がかかる問題ではないですね。でも手の届かないような問題ではないのに、これは非常にいいということです。ちなみにこのβ-クリプトキサンチンというのはどういうものに非常に効くのかといえば、簡単に言えば、活性酸素除去に効くんですけれども、例えばインシュリンを打っている方たちの抗体に非常にいいとか、肝機能障害の方、動脈硬化、喫煙とか飲酒の方たちの酸化ストレスを解消する。それから、骨粗鬆症とか、私のようにデブの要するにメタボの人への効果、多様になるんですけれども、大変注目されているクリプトキサンチン、これは日本人は非常に多いそうです。ミカンを1個食べると、大体1日のクリプトキサンチンができるそうですけれども、今からミカンの季節ですが、冬に食べると、なぜか春も夏も体内に残るそうです。それで、世界中の中で日本人が一番温州ミカンを食べるんだそうなんで、これが結構多いそうですね。これも1つは--それなのに、こんだけ発がん性があるというのは、ちょっと何か矛盾するようなところなんです。実は非常にこれは世界的にも注目されつつあります。 そこで、市長、やっぱり機能性の食べ物というものに、ただ食料をおいしくたくさん楽しく食べればいいというんじゃなくて、本当に健康に役立つ食品づくり、食べ物づくり、農業、そういうものをもうそろそろ私は本市でも市上げて目指すときが来ているんじゃないかと思うんですよね。ただ単においしいというだけじゃなくて、やっぱり体にいいというものを売りさばいていく。 ちなみに農林水産省--これは国が言っていることですから、どうか知らないんですけど、東南アジアの国々はTPPが完成しますと、いいものはほとんど日本の食材にやられるだろうと。要するに農業でも含めて、品物もほとんど上質なものはほとんど日本の農業に持っていかれるだろうと大変危惧しておるそうです。原材料とかそこそこのものは東南アジアでも対抗できるけれども、上質のそういう機能性のものとか、そういうものは恐らく日本のものに持っていかれるからと。この市場を日本の企業は狙っているんですね。それで私は、確実にこれは21世紀、今世紀の後半戦は日本の食材が機能性食品が世界を制すると思います。これは日本人がつくったものが健康にもいろんなものにもいいというような、これはだから農業はそこを目指していけば、確かに農業人口は減ります。後継者も減ります。しかし、農業公社のときに言ったように、ロボット化、それからIT化によって、家族でも十分、何反何町というハウスをつくれたり、いろんな事業ができるような時代に必ずなると思います。 私はこのごろの読売新聞で、今年の補正予算に摘果をしたりミカンをもぎ取ったりするコンピューターつきのロボットをつくるんだというふうなことを書かれておりました。実際、私はもうそこまで来ていると思うんですね。これは実験の段階になっているんで、まだ発表はならないでしょうけれども、そういう作業をしてくれるロボットや、IT化するとスマートホンを利用して、それが水をかけたり農薬をまいたり農薬の希釈は何パーセントにするというデータベースができ上がって、基本にそういうことがなると思います。 ただ、市長、データベースというのは、今農民が持っているノウハウというのは今蓄積していないと、もうすぐ我らの世代から上の人たちの農民がいなくなります。この人たちがデータベースを持っているんです。それをきちんと、今、西海市の中にあるデータベースをつくって、将来こういう食の文化に貢献できる農業をつくるべきじゃないかなと思うんですね。やっぱりこれを、今日の私の最後のお願いで、こういう近代化して、そして恐らくこれが農業だという時代がやってくると。基本的につくり方は変わらないんですね。要するに、昨日、渡辺議員がツールの話をしましたけれども、ツールは変わってきます、道具はですね。昔、桑でやっていたのが耕運機になり、耕運機がトラクターになったわけですからね。それはもう全然変わらないんですよ。でも、やっぱりツールをうまく駆使して近代の次の時代の農業というのを私たちが今模索するべきときに来ている。それが今日、私が提言していきました食と文化につながっていくと思うんで、ぜひここのところをご研究頂いて、次の政策の中でご検討頂ければと思います。最後に少しそのあたりのことをお聞かせ頂いて終わりたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  大変ありがたいご提言を頂きましたが、静岡県の三ヶ日の青島の産地でミカン農園を経営されている農家の方々の熱意というか、私も直接現場に足を運んだ人間でもありますので、こっちは青島の栽培は非常に難しいと言われておりますが、やっぱり難しい青島を産地化して、こういった機能的な果樹として、また経営を拡張しようという努力については大変敬意を表したいと思っておりますし、国内ミカン経営農家はあちこち産地があるわけですが、三ヶ日の青島は非常に基盤整備もしっかり行き届いておりますし、成功例なんですね。我々は一つのモデルとしてもやはり参考にすべきじゃないかなと思っております。 成人病の話も先ほど出ておりましたが、やっぱり機能的野菜、安心・安全に食される野菜というのは、これからの日本人の健康を維持していく上にも、これは予防薬をいくら飲もうが、これに勝るものはないと私も考えておりまして、当然そういう理念をしっかり持ちながら、特に子どもさん方の給食、こういうものに生かしていくべきではないかなと思っております。 実は私も最近になりまして、また玄米食をとるようにいたしておりまして、小豆を入れて玄米をよくそしゃくして食べますと、通じもよろしいし、少しでも体重を減らせんかなと思って今努力をしておる最中であります。これだけ食が豊富になっていきますと、やっぱり健康食品をみずからがつくっていくという、そしてそういう嗜好に今からなっていくんじゃないかなと思いますね。したがいまして、議員がおっしゃられたことにつきましては十分参考にもなりますし、行政としても当然そのことを念頭に置きながら市民の皆さん方の健康で少しずつでも長寿につながるような、さらには子どもたちアレルギーを少しでも減らしていくような、そういう施策をとっていくべきだと私も考えております。 以上でございます。(「終わります」の声あり) ○議長(佐嘉田敏雄)  これで小嶋俊樹議員の一般質問を終わります。ここで暫時休憩します。     午前10時57分 休憩     午前11時5分 再開 ○議長(佐嘉田敏雄)  休憩前に引き続き会議を開きます。12番、渕瀬栄子議員の一般質問において資料の配付を許可しておりますので、報告をします。 次に、12番、渕瀬栄子議員の質問を許可します。12番、渕瀬議員。 ◆12番(渕瀬栄子) 〔登壇〕 皆さんお疲れさまです。日本共産党の渕瀬栄子でございます。私は市民の代表として、通告しておりました3項目について質問いたします。 最初に、第1項目めとして、経済的理由による就学困難な児童生徒に対して義務教育を円滑に受けることができるよう支援する就学援助制度についてお聞きします。 第1点目は、就学の支援制度を確実に周知し、必要な援助が漏れなく受けられるようにすることが重要でありますが、本市の周知方法と申請方法はどのようになっていますか。 第2点目は、支給時期について、本市の場合、学期ごととし、1回目の支給は7月であるとの答弁が昨年の決算審査の折にあっていましたが、入学準備金はランドセルや制服などを購入する入学前に支給できるよう改善できないでしょうか。また、その他の費用についても支給時期を早めることができないでしょうか。 次に、第2項目めとして、松島地域振興についてお聞きします。西海市は、長崎県企画振興部が平成25年5月に策定した松島地域振興計画に基づき、松島地域振興に取り組んでいると聞いています。その計画には、島内で実施されているイベントや多様な観光資源を活用した来島者の拡大及び交流による島の活性化を図るため、地域の主体的な取り組みに対する支援に努めるとあります。そこで、島民から寄せられた声に基づき、以下の点についてお聞きします。 第1点目は、閉校した松島小学校の校長・教頭住宅を、離島暮らし体験施設などとして活用できないでしょうか。 第2点目は、遠見岳受水槽や給水タンクなど水道施設の老朽化により、遠見岳公園での手洗いやトイレの使用が不便になっています。それで、改善、改修することができないでしょうか。 第3点目は、島を周遊する来島者のために、常設のトイレを設置できないでしょうか。 第4点目は、地域おこし協力隊など若い世代の人材を確保し、松島の情報発信と島民や来島者が集える施設の運営ができないでしょうか。 次に、第3項目めとして、旧長崎オランダ村施設利活用事業についてお聞きします。旧長崎オランダ村施設Bゾーンの改修工事が平成28年3月に完成し、4月にポートホールン長崎として施設がオープンしました。そこで、以下の点についてお聞きします。 第1点目は、27年度予算に計上されていた旧長崎オランダ村施設利活用事業のうち、給水基幹設備改修工事による給水管4か所の布設工事が行われておりませんが、工事の必要性がなくなった理由はなんでしょうか。 第2点目は、8月23日にさいかい力創造部情報観光課職員とポートホールン長崎の関係者立ち会いのもと、西彼中央運動場の給水施設よりホースをつなぎポートホールン長崎への給水を行っている現状を確認しましたが、この件についての説明を、施設全体の給水状況についてもお聞きいたします。 以上3項目について明確な答弁を求め、再質問は自席よりいたします。 ○議長(佐嘉田敏雄)  答弁を求めます。田中市長。 ◎市長(田中隆一) 〔登壇〕 それでは、12番議員の1問目、就学援助制度につきましては後ほど教育長のほうから答弁をして頂きます。私からは、2問目の松島地域振興についてのご質問からお答えをさせて頂きます。 まず1点目の、閉校した松島小学校の校長・教頭住宅を離島暮らし体験施設などとして活用できないかとのご質問でございますが、教職員住宅である校長及び教頭住宅につきましては、平成25年3月末の西海市立松島小学校閉校後、入居者がいない状況が続いたことから、平成27年4月に教職員住宅から除外し普通財産として管理を進め、平成27年11月から校長住宅をさいかい交通に対し貸し付けを行っておるところであります。また、教頭住宅におきましては、建築時に国の補助金が活用されており、教職員住宅以外の目的で活用する場合は、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律により求められる国の財産処分の手続が必要であるために、現在、文部科学大臣に対し財産処分の手続を進めているところでございます。校長及び教頭住宅の今後の活用策として、離島暮らし体験施設とのご提案でございますが、庁内各部において、松島の地域振興に関連した目的で利活用を予定いたしております。 次に2点目、給水施設の老朽化に伴う手洗いやトイレの改修はできないかとのご質問でありますが、遠見岳公園のトイレにつきましては、議員ご指摘のとおり受水槽タンクへの送水ポンプ及び埋設管の老朽化に伴い補給が難しい状態になっており、現在は直接、受水槽タンクへ補給を行っているところでございます。トイレの改修につきましては、施設の利用状況を勘案し検討していきたいと考えております。 次に3点目の、島を周遊する来島者のために常設のトイレは設置できないかとのご質問ですが、現在、島内で来島者が使用できるトイレは、松島港待合所、吉原港待合所、遠見岳公園、外平地区の本照寺が開放しているトイレの4か所でございます。 現在の利用状況といたしましては、島の玄関口であり来島者も多く利用している松島港桟橋のトイレ利用が一番多いものと推察されます。しかしながら、その松島桟橋トイレを管理清掃している松島出張所職員や観光部署の窓口、電話対応等において、これまでトイレが不足している、トイレの増設を希望との声は聞いていないのが現状でございます。 また、松島への来島者のほとんどが、松島火力発電所関連の事業者及び工事関係者などで、市外及び島外の市民が多く来島するのは、春に開催されます松島桜坂まつりでございます。その折には仮設トイレを用意していることから、現状では常設のトイレは必要ないのではないかと、このように考えておる次第であります。 次に、4点目の地域おこし協力隊など若い世代の人材を確保し、松島の情報発信と島民や来島者が集える施設の運営ができないかとのご質問ですが、本市では、高齢化や過疎化が進み、地域活動の担い手不足が深刻化しており、特に離島地域においてはこのような状況が急激に進んでいるとの認識をいたしております。このような中、松島地域においては地域内の有志の方々が松島桜坂まつりなどの島内イベントの開催を初め、あらゆる場面での情報発信に積極的に取り組んでおられますことにつきましては、感謝を申し上げますとともに、引き続き島内活性化の担い手として期待をいたしているところであります。今のところ、情報発信や交流の拠点を市が設置し運営をする予定はございません。しかしながら、地域の皆さんの主体的な地域活性化の取り組みの中で、課題解決の方策として、地域おこし協力隊の活用など、地域が必要としている人材の確保や施設改修への支援などの要望がなされましたならば、検討して参りたいと、このように考えております。 次に、3問目の旧長崎オランダ村施設利活用事業について関係するご質問にお答えをいたします。 まず、1点目の給水基幹設備改修工事の必要性がなくなった理由についてのご質問ですが、平成27年度一般会計当初予算において、給水基幹設備改修工事として129万6,000円を予算化し、現在の直営レストラン、産直市場、ホールンタワー、ブルーメンダムエリアへの給水管の布設工事を予定しておりましたが、全体事業の調査検証を行い、既設の貯水槽の活用による本管断水時の対応やコスト削減が可能との判断により、既設配水管を活用した計画に変更いたしました。 次に、2点目のポートホールン長崎への給水状況と、施設全体の給水状況についてのご質問ですが、ご指摘の給水装置に関しましては、西海大鍋まつり開催時に臨時的に設置しているものであり、本来であればイベント終了後に撤去すべきところを、失念し現在まで設置している状況であり、今後はこのようなことがないよう、施設管理の徹底に努めて参りたいと思います。なお、ポートホールン長崎内の給水装置につきましては、ホーランドビレッジ株式会社様と協議して撤去する予定でございます。 また、施設全体への給水状況でありますが、上岳配水池よりポートホールン長崎内の貯水槽へ給水し、施設全体へ配水しているところでございます。以上で、私からの答弁とさせて頂きます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子) 〔登壇〕 それでは、12番議員の1問目、就学援助制度についてのご質問にお答えいたします。まず、1点目の周知及び申請方法等についてですが、就学が困難な児童生徒の世帯に就学援助費を漏れなく支給することは、最も重要なことと認識しております。 本市では、新入学児童生徒の保護者への周知は、前年度末の2月に実施する入学説明会の機会を利用して、校長に当該制度の説明資料等の配布と保護者に対して直接説明を行って頂くよう依頼し、実施しております。また、在学中で既に認定されている世帯につきましても、3学期に学校から申請書の配布を行い、3月末日までの更新についてのお知らせを行っています。なお、年度途中に該当する状況になった世帯については、学校や教育委員会が把握した段階で当該保護者に制度を説明し、申請を促すようにしております。 保護者からの申請は、提出を受けた学校で取りまとめの上、速やかに教育委員会に提出して頂くようにお願いしているところです。 次に、2点目の入学準備費用の入学前の支給や、その他の費用の支給時期を早めることについてお答えいたします。入学準備金としてお尋ねになられたものは、就学援助の準要保護世帯の新入学用品費のことと思います。 当該費用は、就学援助を希望する世帯の児童生徒が、入学先の学校が確定してから対応するようにしているため、入学後、学校を通じて速やかに申請して頂ければ、早ければ5月中に支払うことができるものと考えています。 その他の費用につきましては、修学旅行など行事ごとに費用の把握ができるものなどに関しては、事業終了次第直ちに精算を行えるよう、書式の見直しなどを行い、本年6月に各学校に周知したところです。そのことから、現在、早くに申請が届いたところでは7月に支給をすることができております。 しかしながら、学校事務が児童、生徒、職員、学校予算関係など多岐にわたることなどもあり、保護者の申請等に係る手続に時間を要し、結果、教育委員会への提出が遅れ、支給の遅れにつながっている場合もございます。 平成17年の合併以降、市全体として事務処理の見直しは行なってきましたが、今後も、認定及び支払いがより早くできるように、学校事務担当者と連携を図りながら、当該事務などのマニュアルづくりなどを含め、事務処理の見直しなどを行い、より迅速な手続及び支給ができるよう努力して参ります。 なお、県内各市の状況を確認したところ、長崎市では今年度より、中学校に入学する際に入学準備金として支給することとなっていますので、入学準備金としての趣旨を考慮して、本市においても他市の状況を参考としながら、今後検討することといたします。以上で答弁とさせて頂きます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  12番、渕瀬議員。 ◆12番(渕瀬栄子)  答弁ありがとうございました。 それでは、今ご答弁頂きました就学援助制度について、まず、再質問させて頂きたいと思います。7月支給としながら、実際には資料請求させて頂きましたら、ほとんどが夏休みに入った8月以降という状況になっております。これはかなり遅れているというふうに思っておりますけれども、その要因として、事務手続にかなり時間を要しておられて、そこをマニュアルを作成して改善をされるというご答弁だったので、早急にそのように対応して頂きたいというふうに思うんですが、ただ、県内の、例えば松浦市の場合は、年2回支給として1回目はもう5月に支給する、それから諫早市の場合は一括して支給するということで、5月に手続を済ませて6月に支給という形です。ですから、いわば必要な費用をある程度事前に支給するという形が整えられているわけですけれども、本市の場合は、いわゆる4月、5月、6月、7月の分を8月支給以降になっているので、後に遅れているという状態なんですね。これはぜひ、改善をしてほしいということと、それから、周知方法、申請方法の資料を頂きましたけれども、その中に準要保護児童生徒は居住地域を担当する民生委員が認定意見書を提出するというふうに書かれておりましたが、こういう手続が行われているのかどうかを確認したいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  まず1点目、支給方法について、私が7月にできるようにという形で、今年改善の取り組みをしているということで最初に答弁を申し上げました。ご指摘のように、昨年、遅れた事案もございますし、8月というのが、年3回本市が支給をしている関係の中で、その学期をまとめてというようなことで、そういうふうな実態になっておりますので、これからは改善をしていきたいというふうに思っております。 それから、2点目、周知のところで、居住地の民生委員さんの意見といったものについては、意見書を出して頂いたら支給をしているところでございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  12番、渕瀬議員。 ◆12番(渕瀬栄子)  支給時期については、平成27年度も遅れましたけれども、平成28年度も支給日を見させて頂くと、6月に1件、7月に1件、あとはもう8月以降、もうほとんどが8月、夏休みに入った以降という状況になりますので、平成28年度は改善されたようなご答弁を頂きましたけれども改善されていません。これが実態ですので、早急にお願いをしたいと思います。 それから、民生委員さんの認定意見書なんですけれども文部科学省初等中等教育局児童生徒課というところに問い合わせをいたしましたら、三位一体の改革に伴う法改正により、国庫補助対象から準要保護者分が除かれた結果、就学援助法及び同法施行条例の準要保護者に係る規定が削除されたことに伴い、その認定についての民生委員の助言に係る規定が削除されたところというふうになっております。ですから、原則的には民生委員さんの認定意見書は必要ない、関与はなくてもこの制度を利用できるというふうに思いますが、その点いかがでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  今ご指摘のとおり、民生委員さんの意見書なしでできるというところについては認識をいたしております。ただ、これまで本市が行ってきた中に、やはり民生委員さん方にいろんなそうした準要保護世帯の状況等を知って頂くという意味、そういった点を考慮して、本市としては引き続きそういう意見書を頂いているところでございますが、これについては今後検討していきたいというところでございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  12番渕瀬議員。 ◆12番(渕瀬栄子)  文部科学省のほうが必要ないと言っているものは、極力必要ないということで対応して頂きたいと思います。民生委員さんに実態を知って頂くということよりは、この就学援助制度を活用される方々にとっての利便性を図るほうが優先されるべきだというふうに思っております。そして、少し古い資料ですけれども、大瀬戸町時代の就学援助申請書というのがありまして、ここには民生委員の所見を書く欄がありますけれども、申請する理由を証明する書類がない場合のみというふうに書かれてあります。ですから、旧大瀬戸町ではこういう対応をされていたのに西海市になってからは、私から言わせて頂ければ手続上後退しているのではないかと思います。ちゃんと客観的に判断できる資料を、申請書を求めているわけですから、そういうふうにぜひ改善をして頂きたいと思いますので、もう一度、答弁を頂きたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  ただいま、議員ご指摘のとおり、この制度について民生委員の証明については見直しが必要だというふうな認識をいたしております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  12番渕瀬議員。 ◆12番(渕瀬栄子)  お手元に配らせて頂きましたのが日田市の例でございます。入学準備金の支給を、手続を12月下旬から翌年の1月にすることによって、2月下旬から3月下旬に支給をすると、こういうのは文部科学省が国会答弁の中で、速やかにやはりこういう準備金やそれから就学援助金は支給してほしいという答弁をされておりまして、こういう自治体が増えております。福岡市では既に実施されて、北九州は来年度からとお聞きしております。先ほど教育長の答弁でも、県内でも長崎市にそういう動きがあるということですので、ぜひお願いをしたいと思います。 これは、支給を早めることに対して新たに予算は必要といたしません。手続を変更することで保護者の皆さんや子どもたちの利便性を図ることができるわけですので、これ、ぜひお願いをしたい。できればもう来年度からということでお願いをしたいんです。例えば、北九州では6月の定例議会で議員から提案をされて、今、9月議会でもう来年度実施という方向性なども示されておりますので、積極的に取り組んで頂ければ、本市でも平成29年度から行えるのではないかと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  先ほども答弁いたしましたように、やはり入学準備用品という名目から考えまして、ほかの自治体でもそういう動きがございます。そういう名目を踏まえて、やはり前向きに検討したいという答弁をさせて頂いたところでございます。まずは、県内では長崎市が来年度から中学生を対象に早めるというようなことで聞いておりますが、本市においても中学校、今年、28年度新入生で要保護対象となったお子さんが、小学校で14名、中学校で32名という状況でした。まずその中学生を対象に来年度から導入できないかどうかというところをまず検討を進めさせて頂いております。小学校についてはやっぱり少し事務処理体制といいますか、そういうマニュアル見直しなども行っているという報告をいたしましたので、そういうものとあわせて、早急にできるような体制が整えられればなというふうに考えておるところでございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  12番渕瀬議員。 ◆12番(渕瀬栄子)  それでは、2項目めの松島地域振興についてお尋ねをいたします。 まず、議長に許可を頂いて、写真の資料を提示させて頂きたいと思いますけれども、遠見岳公園のお手洗いの施設、これは送水ができないという事態になっているものですから、水道が使えずに、こういうペットボトルに水を入れて保管して、これで手を洗い、そしてお手洗いについてもこのペットボトルを持ち込んでという状況が続いております。そして、いわば送水ができないので、人力で水を供給しているという状況なんですね。これは、松島への来島者を拡大して交流を図るということがあるのであれば、これはもう早急に改善すべきだと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(岩倉光義)  今、議員お示しの松島遠見岳公園のトイレ、私も確認いたしましたが、確かにペットボトルに入れた水は置いてありました。ただ、2か所ある水道の水洗、これは1か所は水が出ています。1か所は水が出ていない状況でございました。 ○議長(佐嘉田敏雄)  12番渕瀬議員。 ◆12番(渕瀬栄子)  現状はそういう現状ですけれども、少し前は使えなかったんですよね。ぜひ、老朽化しているという状況もありますので、これは改善を図って頂きたいというふうに思います。 それでは、校長・教頭住宅の財産処分の手続中ということでございましたけれども、利活用を予定されているということですので、具体的にお示しができるのであれば、示して頂いて、島民の方から離島暮らし体験施設として活用できないかという要望が上がっておりますので、そういう活用なのか、別に活用を予定しているので、そういう要望はちょっと対応できないというものなのかを確認させて頂きたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  教育次長。 ◎教育次長(中島義則)  利活用の具体的な方向ということでございますが、現時点で、市役所内部で検討中でございまして、教育委員会からいいますと他部局となりますので、具体的にというのはちょっと難しいんですが、1つには福祉関係の施設として、またもう1つにつきましては総務関係の施設として、所管替えを検討させて頂いております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  12番、渕瀬議員。 ◆12番(渕瀬栄子)  まだ、市役所内部の他部局との協議というようなご答弁でした。まだ具体的に決まっていないというのであれば、松島にお住まいの、松島の地域活性化に積極的に取り組んでおられる方々からの要望として、離島体験施設として活用できないかという声が上がっておりますので、できれば市役所内部だけの協議ではなくて、松島のそういう地域の関係者の方のご意見も踏まえた上で対応をして頂ければと思いますので、お願いをしたいと思います。 それから、常設のトイレについて、4か所あるので、要望は出ていないというようなお話でしたけれども、私も実際、松島を一周ぐるっと回るとなりますと、待合所と反対側のところにいるときにやっぱりお手洗いに困ることがたびたびあります。それから、桜坂まつり実行委員会の方々にお聞きした声としては、先ほど答弁にありましたように、そのイベントのときに仮設トイレは設置するんだけれど、特に女性の来島者には不評だということで、常設のトイレが設置できないかということでありますし、それから、この桜坂まつりのときには、その会場だけではなくて、島全体でおもてなしといいますか、お接待みたいなことがされております。そのときに、各地域の集会所を開放されてお手洗いが使えるようにはなっているんですが、これはそのイベントのときだけということになります。桜坂まつりは桜の開花時期がなかなか難しくて、イベントのときよりは1週間おくれて来島者が多いというようなときもありますので、やっぱり来島者に不便をかけないためにも、そしてその多くの方に来て頂くためにも、常設のトイレというのはぜひ検討して頂きたいと思いますので、お願いをしたいと思います。 そのことの答弁も含めて、もう1つお聞かせ頂きたいのは、情報発信と集える施設運営、地域おこし協力隊ということで、松島の地域の方々からは、松島地区にも地域おこし協力隊をぜひお願いしたいと要望を上げていたけれども、4人おられたときにはそれがかなわずに、離島でいえば江島におられた。次は松島に来てほしいと思っていたら4人ともいなくなってしまったということなんですが、今後具体的に松島に地域おこし協力隊、またはその情報発信を積極的にやって頂けるような若い方を確保して頂けないかなというふうに思います。積極的に取り組んでくださっている方々おられますけれども、その方々がもう自分たちは高齢化しているし、もう一人で何役も担っている中で、なかなか松島の情報発信ができずにいるので、そこを何とかお願いしたいという声が上がっておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(岩倉光義)  まず、松島の方々からの離島暮らし体験施設としての要望があっているというようなことが発言されましたので、一応、松島の方々に私たちの方からその状況についてお伺いをさせて頂きたいと思っております。まだ、直接私たち行政部門に対しての要望というのが、お声をお聞きしたことがございませんので、それの確認と、それから状況について調査をさせて頂きたいというふうに思っております。 また、常設トイレにつきましては、もちろん、今、桜坂まつり、これが開催されて、その折には仮設トイレということで対応して頂いておりますけれども、やはり常設のトイレを設置するということになりますと、設置するだけではなくて、維持管理というのが出てきますので、そこらへんについてのやはりご相談等も必要かなというように考えますので、これにつきましても、桜坂まつりの役員の方々等との調整が必要かなというように思っております。 また、松島地区における協力隊員の配置についてどうかというようなことですけれども、協力隊員、これは3年間は市の財政負担ということで配置をし、そして活動して頂くということになりますけれども、3年後、最長期間3年ということで、1年、1年、それぞれ更新をして参りますけれども、その期間を過ぎますと、やはり西海市に定住して頂くと、その定住をして頂くための活動として、まずはして頂くという部分もございますので、やはり情報発信というだけではなくて、協力隊員がその期間を満了して、そして定住していくための手法というものも必要だというふうに考えます。そこらへんにつきましては、ご要望が、今、桜坂まつり、あるいは松島の関係者の方からそういう要望があっているということですので、再度、これにつきましても松島地区の方々と話をさせて頂きたいというふうに考えております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  12番、渕瀬議員。 ◆12番(渕瀬栄子)  それでは、3項目めの旧長崎オランダ村施設利活用事業についてなんですけれども、いわば西彼中央運動場からの給水は、大鍋まつりの臨時的なものだったということなんですけれども、これも許可を頂いて写真を示させて頂きますけれども、西彼の中央運動場の、この足洗い場のところの蛇口に、これ何か、臨時とは思えないような設置の仕方をしているので、これいつ設置をされて、先ほどの答弁では撤去しなければならなかったものということですけれども、その撤去をしなければならないというのは、ポートホールンの施設内のことなのか、ここも含めてのことなのかということでお尋ねをしたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(岩倉光義)  今、ご指摘の中央グラウンドから大鍋の会場、そしてそれの延長上にホーランドビレッジの蛇口ということで、今、配管をさせて頂いております、これ、23年の大鍋まつりの開催時に仮設ということで教育委員会とご相談をさせて頂いて、設置をさせて頂いております。市長の答弁にもございました、仮設という部分の認識が不足しておりまして、現状に至っているということについては申しわけないなというように感じております。そこの部分について、現状、市長の答弁の中で、撤去をいたしますということで答弁させて頂いた部分につきましては、まずは大鍋の会場、要するに橋の手前のところからホーランドビレッジの施設内への配水について、そこの部分についてはまずは撤去をさせて頂きたいと。今年も、もうまもなく11月27日に大鍋の開催を予定いたしておりますので、そこまでについては会場の2か所の部分の立水栓、縦の部分については設置をしておきたいなというように考えておるところでございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  12番、渕瀬議員。 ◆12番(渕瀬栄子)  平成23年に教育委員会と相談をされてという答弁がありましたけれども、実は私、今回の一般質問で、社会教育施設、スポーツ施設のことについて取り上げたいと思いまして、市内にあるそれぞれの施設をずっと回っておりましたときに、西彼中央運動場にこういうものがあって、ホースと言っていいのか、管と言っていいのか、黒い物が側溝をずっと伝い、これも許可を頂きましたので示させて頂きますが、側溝を伝い、ガードレールを伝い、そしてポートホールンの施設内に入り、そして鍵がかかっていなくて入れないところの先を確認するために各関係のところに連絡をさせて頂いて、ポートホールンの関係者の方に鍵をあけて頂いて、立ち入らせて頂いたわけですけれども、そうしますと、ポートホールンの施設内の直営店、そこからステージの裏というふうに言ってよろしいんでしょうか、この先までずっと行っておりまして、先では3か所蛇口が設置されておりまして、ここからまたブルーの、これゴムホースと言っていいんでしょうか、これが設置をされておりまして、これがポートホールンの関係者の方がその場で私に、施設内にあるので、どこにも断りなく使いましたということをはっきりおっしゃられたわけなんですね。それで、この状況を私が聞き取り調査をする中で、その上水道課は急に水道の使用量が増えているので、漏水があるのではないかということで問い合わせをしたと。しかし教育委員会のほうにお尋ねしても、いやこういう状況になっているのは知らなかったと言われる。そして、さいかい力創造部情報観光課の職員の方お二人に立ち会って頂きましたけれども、私どもも初めて知りましたということで、私も私で写真を撮りましたけど、職員の方も職員の方でぱちぱち写真を撮っていかれました。一体これは、どうしてこういう状況になったんでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(岩倉光義)  ご指摘の部分につきましては、経緯につきましては議員ご認識の部分もそうだというふうに考えています。私自身も、この水道料の変更といいますか、毎月の基本料金で済んでいた部分が今回上がったというような報告があって、そして1,300円の基本料金で済んでいたのが、1万円ぐらいに月のものの請求が出てきたと、そしてこれについてはどういう状況なのかという部分が出てきましたので、じゃ、その配管がどういうふうになっているのかということで確認を職員に命じたところでございます。 そういった中で、多分、これは想像ですけれども、先ほど23年に設置がなされていたと、そしてその当時はまだBゾーンにつきましては何ら利用がされていない、ただ、大鍋まつりのときには会場の一部として利用されるが、そこでカキ焼きをやったり、あるいは何らかのイベントをやったりということで、大鍋まつりのときには利用していたと。そしてそのためには、やはり水道が必要だということで、多分、大鍋の会場、駐車場でございますけれども、そちらのほうにはシェフ鍋の部分と、それから橋のたもとのところに1か所、これの2か所、縦の水栓がございます。そして、今言われましたデッキのところに1か所、まずは引いてきているというふうに考えております。それが、今回のポートホールン、ホーランドビレッジさんが管理運営者としてポートホールン長崎を開業されたわけですけれども、そのときに、やはりもう認識としては、私たちもその水が、要するにこういう経緯の中で仮設として設置をされたものという認識を私たちも持ってございませんでしたので、多分、ホーランドビレッジさんも、もう施設内にある水道だから利用はできるということで、そこの施設内の散水のために、やはり今言われました議員ご指摘の何箇所かに分配をして、そして散水をやられたというような状況を、7月の水道代の請求があってからということで確認をさせて頂いたところです。 議員に同行した職員も、その時点では十分な確認というものができておらずに、状況的に、どういうふうな状況でこういうのがなったのかなということで発言がされたというふうに考えているところでございます。 ということで、早速、ホーランドビレッジ側には、これは仮設の水道であって、そして大鍋用の仮設の水道ということで、敷地内に配管している部分については撤去をさせて頂きたいと、それから利用の部分の水道代については、ホーランドビレッジ側でみて頂けないかというようなことでご相談をさせて頂いた経緯はございます。本来ならば、23年の設置時から毎年仮設の部分を撤去して、そしてそれぞれのイベント開催時にまた設置をするというのが本来の手順だったというように考えておりますけれども、それが撤去されずに、今日に至ったということで、本当に、いろんな方にご迷惑をかけたかなというふうに考えているところでございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  12番、渕瀬議員。 ◆12番(渕瀬栄子)  先ほどの答弁の中で、給水管4か所の布設工事を予定していながら、それは必要ないということで、既にあるところから給水をするという協議のもとで進められたのにもかかわらず、いわば既にあった2か所というのは、ポートホールン長崎の関係者と確認して、ここから水は使ってくださいというふうになっているはずですよね。このうちの1か所よりも、この把握されていなかったところのほうが、水道使用量が多いという事態になっているわけですよね。ポートホールンの方も、施設内にあるとはいえ、こういう黒いホース管でずっとつながっているわけですよね。これ、鍵をあけてもらって入って確認した部分なんですけど、ポートホールンの関係者からすれば、これ一体どこから来ているのかということで、確認するのが本当ですよね。それを確認しないまま、蛇口を3つつけて、今年度、言いたくありませんけれども、24パーセント水道料金が引き上げられて、市民の方はできるだけ節水したい、しかし営業で使う水というのは、やっぱり顧客との関係からいえば水の使用量を減らすということはできないという話も伺っている中で、ポートホールンが無届けで使ったという、ポートホールン側の責任もあるでしょうし、こういう臨時的なものをそのままにしていたという西海市の責任もあるというふうに思います。 一定期間の水道使用料の資料を頂きましたけれども、大鍋まつり開催のときだけではないんですよね。大体、基本料金で済んでいるんだけど、ある月、ある月、ある月のときには使用料が増えている。その増えているときの月を見ると、大鍋まつりは開催されていない月です。ですから、そういうのも全部、この場では時間がありませんので、そういうのは精査した上で、きちんと私に回答をして頂きたいと思います。 それから、水道部長のほうに振らせて頂きますけれども、先ほど、この大鍋まつりに対して臨時的に設置するということを、教育委員会と相談をしてということだったんですけど、教育委員会のほうは、引き継ぎがうまくいっていなかったのか、私がお尋ねをしたときには、教育次長も担当課長も全く知らなくて、じゃ、自分たちも早速現場を見に行きますという対応だったんですが、水道法やそれから西海市の水道事業給水条例及び規則に沿って適正に設置されたものなのかどうか、そこも含めてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  水道部長。 ◎水道部長(三岡清)  ただいまの議員からのご指摘でございますけれども、先ほどから答弁にありましたように、西海大鍋まつり時に仮設的に引いた水道管が、今回の場合、ほとんど大部分で露出配管になっているということで、法的に問題はないかということだと思いますけれども、一応、水道の給水管等の布設につきましては、上位法で水道法というのがまずあります。水道法の中で、施行規則になりますけれども、施行規則の中に水道事業者の責任に関する事項として、必要に応じて次に掲げる事項が定めてあることとありまして、それが何かと申しますと、給水工事の施工方法というのが水道事業者のほうで定めるということになっております。今、議員言われたように、西海市水道事業等給水条例の中の施行規則11条でございますけれども、給水管の埋設深さという項目がございまして、それによりますと、給水管は公道内の車道及び歩道部分並びに私道内においては60センチメートル以上、宅地内においては30センチメートル以上の深さに埋設しなければならないとあります。ただし、技術上、その他やむを得ない場合はこの限りじゃないということになっております。 今回の場合は、上水道課の管理範囲ではございませんけれども、一応技術的なところでということで答えさせて頂きますと、ただし書きのところの、技術上その他やむを得ない場合に該当するというふうに考えております。これは、当初、大鍋まつり用に仮設的な意味合いで給水したということでございますので、とにかく予算的にかからないように、あるいは交通とか何とかある場合は支障がないようにというふうな考え方で、暗渠に通したり、水路内に通したりということをしているんだろうと思います。 また、旧オランダ村の施設内においては、先ほど、議員言われましたようにガードレールであるとか、柵であるとかというふうなところに添架をしております。これも、ただし書きのところを適用すると、やむを得ない場合に当たるのではないかというふうに考えます。ですから、これもあくまでも仮設的な配管という考え方で行った場合にそうなります。 先ほどからの答弁にもございましたように、撤去するという話がちょっとあっておりましたので、この撤去しない場合だったならば、私どもの水道部としましては、本設的な、恒久的に使うとなれば本設的な工事をしてくださいというふうな指導をするつもりでおりましたけれども、もう撤去の話が出ましたので、そこはもう下げたいと思います。以上でございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  12番議員の質問につきまして、一連の経過と、さいかい力創造部のほうから答弁をさせて頂きましたが、私もこの問題をお聞きしまして、大変これは、失念という言葉を使っていますけれども、手続上大変なミスをやっとるなと、そういう受けとめ方をしておりまして、まずもって、大変申しわけなかったという思いでいっぱいでございます。 ポートホールンのオープン以後、これが始まったわけではないと私は思っとるんですね。大鍋まつりのために設置した仮設の水道でありますけれども、その後、旧オランダ村は無料開放しておりまして、当然ボランティアの方々が、特にハンギングバスケットグループのお母さんたちが花をあそこに常に、今でもそうなんです、あれはホーランドビレッジさんたちが有料でしておるわけじゃないんですね。一般市民の、ハンギングバスケットグループの方々がボランティアで今現在やっておるわけですね。それに水をかけておるということなんですが、無料開放した後も、何とかあそこの会場をやはり印象よくせにゃいかんということで、お母様方がそういうボランティアで花を飾って頂いたと、それに水やりをずっとやってきたという経過の延長線上にあると思うんですね。 いずれにしましても、しかしオープン後もそこらに、私ども幹部も気づかずに、やっぱり水道料も当然上がってきておるわけですので、こういう結果を招いたということは、本当に、議員からのご指摘云々にかかわらず、これは大変申しわけないと思います。 また、せっかくの好意でボランティアのグループの方々が、そういう行為をやっておられる方々までにやっぱり誤解を招くというか、ご迷惑をかける形になってしまいましたので、これはもう、私からも直接そういう方々にもお詫びをしなきゃいかんなと、このように思っておる次第であります。 今現在はもう、ホーランドビレッジ様があそこを管理しておるわけでありますので、いくらボランティアの方々がそういうお花を飾って頂いておったにしましても、やはりそれはもう施設を管理する方々がしっかりこれからは監修作業をやって頂かにゃいかんと、こう思っておるところでございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  12番、渕瀬議員。 ◆12番(渕瀬栄子)  施設内の植栽といいますか、お花にボランティアの方が水をやっているということに対して私は否定するものではありませんし、今回、基本料金の10倍近い水が使われているというのは、それじゃないんですよね。夏休みの期間にビニールプール、それをいくつも設置して、それに給水をした、それからミストといってちょっと涼しくなるように出しますね、それにもあります。 それから、ポートホールンさんのフェイスブックを見させて頂いたら、ウッドデッキ上でダンスをされています。それにゴムホースで水をわあっとまいているんです。それは、暑い中、ダンスをしながら水をかけるという楽しみの中だと思うんですけど、そういうお花に水をやったとかいう類いのものじゃないんですよね。もう、そういう確認をせずに無届けで、そしてそういう、使えるだけ使ったというのが実態なんですよね。ですから、基本料金からオーバーした分を払って頂ければそれで済むということになるのかということも含めて、きちんとした対応をとって頂かないといけないと思うんですね。西海市として、仮設につくったものを、そのまま管理もせずにほったらかしにしていたという責任と、それを確認せずに、もう使い放題使ったという責任と、これもきちんと対応して頂いて、やっぱり市民の方にちゃんと謝って頂かなければならないことではないかと思いますので、もう一度答弁を求めたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  今、議員がおっしゃいましたように、その水をそういうふうに、施設のいわゆるプールとか何とかにも活用しておるということでありますので、これはもう絶対あってはならないことであります。いろんな経過があったにせよ、これは貴重な水を、そういう施設の営業の手段に活用したということは、大変これはもう遺憾なことでございますし、これはもう、私初め今回の状態を招いたことについては大変申しわけなく、責任を感じておりますし、市民の皆さん方にもお詫びを申し上げたいと、こういうふうに思っております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(岩倉光義)  議員ご指摘の、この給水のあり方ということにつきましては、事業者と、また再度協議をさせて頂いて、沿うべく対処をさせて頂きたいというふうに考えています。 ただもう1つ、今回のご質問がございました、今のBゾーンの給水工事の部分について、認識をしていた中で、その部分の予算が使われずにほかのところに行ったのじゃないかというようなご指摘もございましたけれども、予算の確保の段階におきましては施設内の給水工事ということで、新たにそういう給水の装置を設けるという予定でしておりましたけれども、改修工事の詳細の打ち合わせの中で、現在の既設の配水管等も利用できるんじゃないかということで、施設内の部分につきましては、この部分の予算を使わずに既設の配水管が利用できるんじゃないかということで、予算の消化はそちらには充当されていないという状況でございます。 ですから、そこの仮設の部分があったから、だからその工事がなされなかったということではございませんので、そういうご認識をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  12番、渕瀬議員。 ◆12番(渕瀬栄子)  今、部長にご答弁頂いた状況ではあろうかと思いますけれども、ただ、ここから給水したから既存のところから給水を少なくできたということにも、結果的にはなるわけですよね。それはお願いしたいと思います。 それから、こういう状況の中で、ポートホールン長崎の施設内を見させて頂きますと、もう既に4月オープンしたというのに、ウッドデッキその他が支障を来していて、もうメンテナンス中、メンテナンス中とこう張りめぐらされて、立入禁止の状況になっております。これはそういう事態になる前に私も気づきまして、来場してくださった方が怪我をするようなことがないように即対応してほしいということで、責任者の方ということでお願いしたら、責任者の方がすぐ出てこられずに、何か受付のバイトみたいな方にお願いをしたわけですけれども、早速来場者がウッドデッキで落ち込むというようなことも出ておりますので、それはもう把握されておられることと思いますので、そういう意味では、やっぱり安心して来場して頂いて、来場者を増やして頂くということでは、やっぱり市も、それから管理運営会社の方も誠実に対応して頂きたいというふうに思います。 昨今、直営店が撤去されて縮小という話も出ておりますが、その点、もし時間がありましたら一言お願いをしたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  簡単に、時間がありません。 ◎さいかい力創造部長(岩倉光義)  1分ですので。実は、この件につきましては、3番議員からのご質問等もございますので、そのときにさせて頂くかと思いますけれども、事故については把握をいたしております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  これで渕瀬栄子議員の一般質問を終わります。ここで暫時休憩します。13時10分まで。     午後0時7分 休憩     午後1時10分 再開 ○議長(佐嘉田敏雄)  休憩前に引き続き会議を開きます。次に、13番、佐々木義信議員の質問を許可します。13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信) 〔登壇〕 皆さんこんにちは。13番議員の佐々木義信でございます。私は今定例会に2項目を通告いたしておりましたので、順次質問をさせて頂きますが、その前に、さきに発生しました相模原市の施設の凶悪事件で犠牲になられた方、それから、先般の台風10号で東北、北海道で犠牲になられた方々に心からお悔やみを申し上げさせて頂きますとともに、被災に遭われた方々の一日も早い復興、復旧を願うものでございます。 それでは、質問に入らせて頂きます。第1項目め、スポーツ振興についてであります。スポーツは体力の増進はもとより、心の健康も育むものであると考えます。特に青少年期にスポーツに取り組むことは、将来への夢と希望、さらには豊かな人間性を育むことにつながるものと考えております。また、高齢者にとっても生きがいとなり、健康寿命の持続などの効果も期待できると思っております。そこで、次の点についてお伺いいたします。 健康の里さいかいの実現へ向けた今後の取り組みについてお伺いをいたします。 2点目として、少子化で子どもの数が減少する中、今後のスポーツクラブや部活動をどう維持していくのか、市教育委員会としてどのような支援ができるのか、その対策をお尋ねいたします。 次に、本県代表として、九州大会や全国大会へ出場する方々、それから団体並びに国体の本県代表選手に対する支援を拡充する必要があると思いますが、今後のあり方についてお尋ねをいたします。 次に、2項目めとして、農水産加工所等に対する支援についてお尋ねをいたします。 市内には、地域の食材を生かし、農水産物の加工や開発に取り組んでいる個人、団体が、市に登録をされているだけでも30程度あるというふうにお伺いをしております。登録者の方々のお話を聞くと、持続はしているが、運営には苦労も多く、大変であるとのことでありました。皆さんの多くは、西海市の地域おこしの一環として取り組んでおり、今後の6次産業化へとつながる部分もあるのではないかというふうに思っておりますが、現在、この取り組みをされている方々の施設等が、回ってみますと、大変もう古くなったりしておりますけれども、施設の改修等に対する支援策が必要と思いますが、市長の考え方をお伺いいたしたいと思います。以上、登壇からの質問を終わりますが、答弁の内容によりましては自席より再質問をさせて頂きます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐嘉田敏雄)  答弁を求めます。田中市長。 ◎市長(田中隆一) 〔登壇〕 それでは、13番議員のご質問にお答えをいたします。まず、1問目のスポーツ振興についてのご質問につきましては、後ほど教育長のほうから答弁をして頂きます。私からは2問目の農水産加工所等に対する支援についての質問にお答えをいたします。 加工組合や生活改善グループが使用されております施設改修費等への支援についてでございますが、現在、使用中の施設につきましては、昭和50年代後半に建設されたものが多く、築後30年以上経過し、老朽化していることは認識をいたしております。そのような中で、一生懸命活動されている加工グループの皆様には、敬意を表するところであります。 特産品加工所は地域の農産物を活用し、みそ、しょうゆ、カンコロ餅などの製造販売を行い、地域の活性化に貢献をして頂いております。現在、個人での活動分も含め、市内には31か所ございます。中には会員の高齢化により、活動を休止しているところもあると伺っております。このような中、施設や製造機械などの改修につきましては、利用者の皆さんが施設改修など、どのような要望を持たれているのかというところをお聞きし、その要望事項が県の補助事業の採択要件を満たすかどうかの確認を行うことといたしたいと存じます。その結果を受けまして、県事業への申請や市単独事業の創設、あるいは市有財産の遊休施設の活用などを検討して参りたいと思っております。 なお、活動が休止に至った加工所も見受けられることから、加工所間での共同作業の実施による仲間づくりなど、今後も6次産業化の推進もあわせて末永く活動が行われるような支援策も検証していきたいと、こう考えております。以上で私からの答弁とさせて頂きます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  それでは13番議員の1問目、スポーツ振興についてのご質問にお答えいたします。1点目の「健康の里さいかい」の実現へ向けた今後の取り組みについてですが、少子・高齢化が進む中、市民の誰もが健康を実感しながら、生き生きとした暮らしを送ることができるよう、生涯スポーツ社会の実現に向けて、取り組みは本市にとって極めて重要な課題です。本市では、これまでも教育委員会において、西海市体育協会を支援し、各種協議団体の支援や指導者の育成等を初め、スポーツ推進員の組織育成により、七釜ロードレース、さいかいシティウォークや体操教室、スポーツフェスタなど各種事業を実施し、生涯スポーツの普及と拡大に努めてきました。 平成28年度からは、新たにスポーツ専門指導員を配置し、人的充実を図ったところであり、今後も引き続きスポーツ推進委員の指導力や資質の向上、西海市体育協会の活性化を支援するとともに、指導者育成、人材の確保等に努め、人材を生かしたスポーツ関連の出前講座等を積極的に展開し、スポーツによる地域活性化を図って参りたいと存じます。 次に、2点目、少子化で子どもの数が減少する中、今後スポーツクラブや部活動をどう維持していくのか、その対策についてのご質問にお答えいたします。現在、市内の6中学校には43の運動部活動があり、計550名の生徒が活動をしております。今後、生徒数の減少に伴い、どの中学校も部員数減少によって部の活動が制限される可能性が出て参ります。 部活動の設置等につきましては、生徒の希望と学校の実情に応じて、各学校が決定することとしておりますので、教育委員会としましては、各学校の決定内容を尊重するとともに、少人数の運動部においては、県中体連の複数校合同チーム編成規程を活用して、大会出場の機会を確保し、生徒の活動が制限されない環境づくりを支援して参ります。 また、小学校クラブ活動など社会体育においても、少子化の影響で1つの学校の児童では必要なチーム人員がそろわないことも起きており、いくつかの小学校の児童が一緒になり、混成チームを結成している状況にあります。小学校クラブ活動など社会体育の場合は、中学校のクラブ活動とは異なり、学校単位で組織するような決まりはないので、子どもたちが希望する社会体育が存続するよう、そうした混成チームを結成するなどの対応は、今後とも有効な方法ではないかと考えます。しかし、施設への児童の移動や練習時間の持ち方や、指導者の確保などの課題が考えられますので、現場の悩みなどを把握して、ともに対策を講じていく必要があると存じます。 次に、3点目の、本県代表として九州大会や全国大会へ出場する者及び国体の本県代表選手に対する支援を拡充する必要があると思うが、今後のあり方についてのご質問にお答えいたします。本市では、現在、県代表として九州大会や全国大会などの上位大会へ出場される個人・団体に対し、西海市スポーツ大会出場補助金交付要綱及び西海市体育協会スポーツ大会出場補助金の制度により、大会出場の支援を行っております。 全国大会の場合は、九州地区内では1人1万円、九州地区以外では2万円、九州大会では沖縄は1万5,000円、県外は1万円、県内は5千円とそれぞれ規定しております。補助額につきまして、県内自治体と比較して本市の助成額等については、他の自治体と同レベルの状況と認識しておりますが、児童の場合は、保護者も引率する必要があるなど、保護者の負担が大きいので、補助の拡充を望む声も寄せられていることは存じております。まち・ひと・しごと総合戦略においても、スポーツによる地域活性化を図り、保護者の定住化、他市からの人口流入を目指す中、子どもたちが全国大会などへ出場する夢・希望を持って努力することにつながることを考慮して、総合戦略の一つとして子ども夢基金の活用ができないか、今後検討したいと考えます。 なお、議員もご承知のとおり、本日から開催されますリオデジャネイロ・パラリンピック男子バスケットボール競技の代表選手に、県立大崎高等学校に在籍する鳥海連志君が選ばれました。西海市では報奨金を贈呈し、激励支援策として横断幕や懸垂幕を設置し、9月11日日曜日に大島農村勤労福祉センター、翌12日月曜日には大崎高等学校体育館におきましてパブリックビューイングで試合を観戦し、応援することを計画しております。今後、大会等の代表に選出されるアスリートが出た場合には、鳥海君と同様に、代表となった選手が心おきなく競技に集中できるような環境づくりに、市を挙げて取り組んで参りたいと考えております。以上で答弁とさせて頂きます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信)  ご答弁頂きましてありがとうございました。それでは、スポーツ振興のほうから、ちょっと再質問をさせて頂きたいというふうに思います。 ただいま答弁を頂きましたように全国大会等々については、いろんな部分がありますが、これはちょっと後でやりますけれども、まず、スポーツ振興の意味で、施設の使用料ですね、市民または小学生、中学生あたりが使う場合、西海市の体育施設使用料徴収基準等がございますし、いろんなケースで有料であったり無料だったりという部分がございます。そこで、細かくはもう、私もちょっと資料をここに持っておりますけれども、細かくはもう答弁は結構でございますので、市内の子どもたちが、クラブあたりが自分たちが主催して開催をした場合、それから、市外のチームあたりを呼んで主催をした場合、それから、市外の例えば県大会とか、そういう場合の使用料、これもご存じでしょうけれども、県大会でも大概の場合は、そこの市の関係する団体が主催を、ほとんどの準備からそれぞれやったりする大会もあるわけですけれども、そこらへんでの使用料が現在どのようになっておるのか、ちょっとお答えを頂ければと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  一応、西海市としては減免規定を設けているのは議員もご存じだと思いますので、そこらへんはちょっと省略をさせて頂きたいと思いますが、大会使用時の小・中学生の場合の使用料については、市内団体主催、市内児童・生徒のみの参加の場合は、社会体育施設、グラウンド、体育館等、使用料、照明料ともに無料でございます。そして、市内団体主催の、市外児童・生徒を含む場合においては、照明料については有料とさせて頂いております。それから、市単協主催の児童・生徒のみの場合も同様に照明料についてを有料といたしております。 それから、市単協主催で市外チームを含む場合には、社会体育施設、グラウンドともに2分の1の減免と、それから、体育館とグラウンドについては有料といたしております。なお、学校体育館においては、いずれも使用料、照明料とも無料としているところでございます。 それから、市外団体主催の県協会等の場合には、社会体育施設については使用料が2倍、そして、グラウンドについても照明料と使用料は有料としているところでございます。 それから、学校体育館についても使用料を2倍として、照明料は有料でございます。それから、市外団体主催の共催等については、社会体育施設、グラウンドは2分の1の減免と、それから、照明料については有料、学校体育施設についても使用料、照明料は有料としているところでございます。以上です。 ○議長(佐嘉田敏雄)  13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信)  今、無料、減免その他、また、いろんな条項があって、この減免、現在お答えを頂いた、この無料、減免は、いつの時点でこのようになったのか、ちょっと確認をさせてください。 ○議長(佐嘉田敏雄)  教育次長。 ◎教育次長(中島義則)  使用料の規定につきましては、社会体育施設の設置及び管理に関する条例、それから、同条例の施行規則で定めておりますが、すみません、詳しいものにつきましては、ちょっと私も確実には覚えておりませんが、たしか平成19年、または平成20年ごろに大幅な改正を行いました。その際の改正にあわせて減免認定団体等の整理をさせて頂きましたので、その際の改正ではなかったかと思っております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信)  今、私が何で聞いたかといえば、最近、今までは使用料は取られていなかったのに、使用料を払ってくださいというようなことが来たとか、そういう話を聞いたことがあるわけですよね。それで、そこらへんは後ではっきりさせて頂きたいというふうに思いますけれども、何でこの質問をするかといえば、やはり市民が自由に体育施設を使って健康維持に努めたい、自分たちでグループでちょっと夜でもやりたいと、夜のナイター施設についても、たしか時間2,050円ぐらいだったと思うんですよ、運動場はですね。ソフトボールあたりをするとすれば3時間ぐらい。そしたら、約6,000円の使用料が要るわけですね。これは当然電気代ですから、応分の負担は必要だろうと思いますが、ソフトボールば1日ちょっと楽しもうかというときに、ナイター施設の使用料で6,000円も要るなら、これはもうやめていっちょこうでというふうなことになって、スポーツを推進していく部分では、やはりここらへんについては、もっと減免措置をする必要があるんじゃないかなというふうに私は思っておるわけですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  1点目で、これまでは無料だったんだけれども、有料になったという事案については、私のほうも最近そういう声があって、調べをいたしました。先ほど減免規定等のお話をさせて頂いたんですが、そういう減免規定の内容をご存じで、そういう減免になるような申請をされていて、本来は頂くべき状況だったのに、これまでが頂いていなかったということで、今回の制度改正に伴うものではなかったということで、ご理解を頂きたいというふうに思います。それから、確かに今、6,000円もかかるんだというようなお話で、そのことは、ただにこしたことはないわけですけれども、私どもとしてもスポーツ振興を図りたい、その一方においては、施設が老朽化するから、そうした照明あたりの老朽化等もあって更新をしていく中で前提的な使用料については一定量の応分の負担を頂きたいということで、これまでやっておりまして、そういう声に耳を傾けないといけないとは思いますが、どれだけ財源を準備すれば、そういうことが可能なのかどうかというところについては、今ちょっとここでは申し上げにくいことではございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信)  時間もありますので、端的にお願いをしたいと思いますが、また一方、子どもたちが少子化でかなり減少しております。市内のチーム数もかなり減少もしておるんじゃないかなというふうに思っておりますが、この子どもたちが対外試合とか、いろんな部分で、先ほど言いましたように、スポーツを通しての健全育成、それから、人としてのいろんな学びというものを指導者のもとでやっていく、そして、いろんなチームと交流して試合をやっていくということ等を考えれば、今、市内だけでのチームで試合をするというのはなかなかそう、もう数も少ないし、やはり市外のチームと小学生も含めて、特に中学生あたりはやっていく必要があるっちゃないかなと。そういうことを考えると、ここらへんで今までの概念を捨てて、やっぱり西海市は子どもたちが伸び伸びとスポーツをして成長していくということを考えれば、減免措置の見直し等をやって、一番いいのはもう無料化にして頂くといいわけですけれども、そこらへんでの無料化に対する考え方を再度お尋ねしたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長
    ◎教育長(澤田洋子)  ただいまご質疑の、例えば市外から招聘をして、そういう大会などもしたいというようなことで、その点については、子どもゆめ基金の体験活動助成事業の中で、そういう大会招致のための経費についても、新たに平成26年度から制度化をさせて頂いたところでございます。 ご指摘の使用料の減免については、今年、スポーツ審議会等で使用料についていろいろ答申を頂く予定としておりますので、そういう中のご意見等も参考にしながら検討させて頂ければというふうに思っております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信)  ぜひ検討をして頂いて、ただいま言われました、子ども夢基金を活用してとか、指導者あたりはあんまりそこまで存じていないんじゃないかなというふうな部分もありますので、もっといろんな部分を活用していけば、金はあまりかからんで子どもたちの交流はできますよというところあたりも、もう少しPRして頂いて、ぜひ負担のかからんようにして頂きたい。それと、私が無料化ってスポーツだけじゃないんですよ。文化も一緒です。やっぱり文化もいろいろと交流をしていく必要もあると思います。それで、1つには、今、基本構想も出ておりますが、その中でも交流人口を増やしていくという部分では、例えば市長も指導者でありました、大串球友会の大会とか、ベアーズの大会あたり、選手だけで40チーム、50チームですよ。そしたら選手だけでもう600人、700人、それに保護者が来れば、1,000人ぐらいの方が来るわけですよ。それで、何かばやってもなかなかそう交流人口って増やせるもんじゃないし、この子どもたちのスポーツで交流人口を増やすというのは、大きなメリットがあると思うんですけれども、さいかい力創造部では一生懸命交流人口を増やそうといって頑張っておる。一方では、使用料がうんぬんかんぬんで、なかなか今の指導者の方々も、できれば西海市に招致して、子どもたちに体験をさせたい、西海市で大会をやりたいという部分は指導者の方々もあると思うんですよね。それがなかなか使用料の関係でできないという部分も一つのネックにあるのかなと。そういう交流人口とスポーツの振興を抱き合わせて、ぜひそこらへんの無料化あたりに、これは先ほども言いましたように今までの概念からちょっと踏み越えて無料化というものにつなげていき、また一方では、交流人口を増やすという部分につながっていくと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  今ご指摘のような、大会などに対して、大会の規模に応じて補助ができるような子ども体験活動事業でございますので、そういう中にベアーズのソフトボール大会とか補助申請が上がっておりまして補助をしておりますので、まず、ご指摘のように、そういった補助金の活用を指導者の皆様方に広く周知をさせて頂きたいというふうに考えております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信)  今のはベアーズとか大串球友会は例えて、例として挙げたわけでございまして、単独に自分たちで交流試合をやりたいとか、いろんな部分が出てくると思いますし、もっともっとよそのチームと交流をさせたいという部分あたりが、やっぱり使用料あたりを思い切って、もう西海市は子どもたちのそういうスポーツだけじゃなくして文化あたりに対する、学校施設あたりも、かなり学校施設は子どもたちが使う場合はほとんど無料になっていますけれども、そういうものを広くアピールすることによって、西海市が教育に対する取り組みがすごいなと言えるような、やっぱり施策を私は思い切って打っていいんじゃないかなというふうに思っておるわけですけれども、これは市長もちょっと一言何かございましたら。 ○議長(佐嘉田敏雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  私の認識としましては、議員おっしゃられたように市内の主管チームが主催して、県内外の友好チームとか、子どもたちの交流を目的とした、スポーツ振興を目的とした大会につきましては、最大限これは市は援助をすべきではないかなと思っております。今まで無料やったのが、先ほどの話ですと有料になったと。やっぱりこれはいかがなものかなと思いますよね。ですから、そこのにきは懇切丁寧に、やっぱり情報をしっかり知って頂くと。理由もわからずに有料になると、誰だってこれは不満だと思うんですよね。ですから、スポーツ振興と施設の維持管理、ここらへんのバランスの問題だろうと思いますが、やはり教育長も決してこれは否定しておるわけじゃありませんので、スポーツ団体、体育協会も含めて、やっぱりここらはじっくり協議をしていくべきじゃないかなと、こう思っております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信)  ぜひ市長もスポーツマンでございますし、そこらへんは十分ご理解を頂いておるものというふうに思いますので、やっぱりそういう子育ての中で西海市が他の地域の方々からも選ばれるようなまちにぜひしていきたいなという思いもございますので、ぜひそういう意味では、今後の使用料等については、さらに減免措置ができるようにご検討をして頂きたいというふうに思います。 それと、もう1点が、先ほども教育長からありました、指導者の問題です。小学生は特に社会体育になって、学校の先生たちが監督になかなかついてくれない。クラブで一般社会人が指導者になっておられます。その関係で、子どもたちは監督が来るまでメニューを決められて、そういうメニューをやっとけということでしたりしておりますが、ずんだらずんだらやっておるところもあるかもしれません。一般から見ると、一生懸命やっているチームもあると思います。そこで、このスポーツ振興さらには健康増進、いろんな教育部分も含めて、特に市の職員あたりもその指導者になっている方もおるわけですが、一般社会に先駆けてフレックスタイムあたりを導入して指導者については、自分はここの小学校のクラブの指導者になっているので、フレックスタイムを利用して1時間早目に来て、1時間早く帰るというふうな、そういうふうな、これはフレックスタイム、職員の福利厚生、また、今度は市民の利便性、受付あたりが1時間前から窓口が開いているよとか、当直もおりますけれども、職員さんがおりますよということで、このフレックスタイムにつきましては私も前に一般質問でやらせて頂いたこともありますし、同僚議員もした経緯もあったかと思いますが、この指導者あたりがそういうものを導入して、気軽に30分でも早く子どもたちが待つ現場に行かれれば、十分な指導ができるんじゃなかろうかと。また、時間が多分決まっていて、8時まではやれないのかもしれませんが、半時間早く始めることによって、半時間早く終われると、家に早く帰れるということ等を考えると、この職員あたりのフレックスタイム、いろんな面も含めて、お母さんがそのフレックスタイムを利用するとか、いろんな部分もできると思いますけれども、そこらへんについての考え方、市長いかがでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  現場の指導者の実態につきましては、市の職員も小・中学校の指導に当たっておられる職員もおられます。もちろん一般市民の方も、それこそ長年、陸上、ソフト、あるいは中学校なんか野球ですね、こういった指導に当たって頂いておるというわけでございますが、職場の実情ももちろんあるわけですけれども、そこらは部課長を中心に十分理解をしながら、指導には対応してくれておるものと私は思っております。 問題は小学生だろうと思うんですね。小学生は極端な場合、1年生から6年生までおるわけでして、やっぱり指導者がついつい現場に行けない場合は、練習時間がついつい長くなってしまう傾向があると思うんですね。小学校の場合は学校教育というより、校長が管理監督の責任がありませんので、やっぱり課外でありますから、学校教育の一環でありながらも、現実はそうでないと。したがいまして、小学生の指導要綱といいますか、内容にそぐわない部分も、ややもすると、これは指導者の方の考え方だろうと思うんですが、あり得ると思うんですね。ですから、よっぽど指導者はしっかりしとかんと、中学校の練習についてはさほど問題はないわけですが、小学校の場合はついついナイターつけて遅くまでやってしまうという傾向がありますので、そこらへんについては、これはもう市の職員が指導に当たっておればなおのこと、一般の方が当たっておっても、やっぱり教育委員会も、学校現場もこれに目をつぶってしまうということは、私はあっちゃならんと思うんですね。責任を回避しちゃならんと思います。その学校の児童がそういうクラブ活動をやっておれば、そこらへんについては学校教育の中でも社会体育の中でも適切なる指導をやってもらいたいと、私はこう思っております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信)  現時点でも上司の方、これは本来、市役所の仕事が優先ですから、いつもかつもというわけには、これはいけないというふうに思いますけれども、まず仕事を十分やって頂かにゃいかんとですが、これは一方では、子どもたちの学校の先生方以外での指導者としての役目といいますか、そういうものも、なかなかこの指導者も今いないわけですね。そういう部分で、やっぱりそこも市役所の職員の方で、特にスポーツに関しては経験をした方々がいっぱいおられますので、そういう方々に指導をして頂くというのは、これは保護者にとっても願いじゃないかなと。そういう部分では、やっぱりぜひ、非常に上司にも言い難うして、言い切らんというんじゃなくて、フレックスタイムあたりもぜひ検討頂いて、今日は自分は子どもの指導に行ってきますと、そして、30分早く、1時間早く上がりますと言えるような環境もやっぱりつくっていって頂ければ、なお子どもたちの健全育成につながっていくのかなというふうに思っておりますので、ぜひ、しょっちゅうおまえ行ってこいということじゃなくして、やっぱりほかの一生懸命頑張っておる職員の周りには、その方も含めて頑張っておるわけですから、そういう方が快く職場を離れられるような環境というのをやっぱりつくって頂ければというふうに思いますので、ひとつよろしくお願いをしたいというふうに思います。 それでは、3点目の全国大会等に対する支援ですね、昨年も小学生が全国大会に行ったかと思います。今年は西海東小と西彼北小の男子のバレーが行きました。それぞれ大変ですよね、小学生になると保護者がついていかんばいかん。そして、カレーを売ったりソーメンを売ったり。私も、それは協力せんばたいって、おいしいカレーを買って、弁当にも市役所に持ってきましたけれども。先ほどありましたように、鳥海君が日本時間で明日ですか、パラリンピックが開会されます。これは私もそうですが、市民が本当誇りに思える、手をたたいて応援したくなるようなことだろうというふうに思いますし、そういう意味では、特に小学生とか中学生になれば、全国大会に行けるなんていうのはもう夢のような部分でもあるわけですね。そういう大会に出場するために、やはり今言ったように、多額の負担を強いられてくると。先ほど答弁で頂きましたように、全国大会、九州以外で行く方は2万円ですか、それぞれ頂きました。それで、私たちの会派の同僚議員が資料提供を求めたということで、私にもちょっと見せて頂きました。その中に、平成22年からの教育委員会が補助した額それから体協が補助した額、両方を足してみると、平成22年度に261万1,408円、平成23年に235万1,580円、平成24年度が79万6,760万円と80万円ぐらいです。平成25年が88万6,000円と、これは約90万円、平成26年度が116万7,000円ということで、120万円ぐらい。平成27年が151万5,000円ぐらいで、そういうふうな数字に、私がちょっと足してみたら、なったんですけれども、これだけの予算が支出されている。この基準ですが、市で補助金を出した場合と体協が出した場合、ここらへんはどがんなっとっとですか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  基本的に、まず、体協所属団体等については体協で出して頂いて、そして、子どもの場合も体協に会費等を払っていないんですが、指導者等の関連から体協で出して頂く分は、体協で出して頂き、その支出がない分を市のほうでという形でしておりましたので、金額については同一金額でございます。ただ、今年度については市のほうの改正が若干行われて、それが体協側のほうの改正がそれに間に合っていないので、今の時点では若干差がございます。金額の差ではございませんで、大会に出場する場合の人員の規定の部分が若干違うところでございますが、基本的には同じものになっていかないといけないというふうに考えております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信)  この全国大会、九州大会あたりに対する補助金が、市が出したり体協が出したりとか、やっぱりそれは条例で規則等で金額等に変わりはないといっても、私はやっぱりもうこれはどこかに、教育委員会なら教育委員会、市で一本化したほうがいいんじゃないのかなというふうに思うんですよ。個別にずっと見せて頂きました。高いからだめだということじゃないとですよ。逆に選手、監督は全額出して頂きたいと、後で私は話ばしようかなと思って。中には中学校の野球部あたりで65万円、約70万円程度、体協から支出がされている場合もありますし、また、個人で行く分には2万円とか、そこらへんのばらつきがあって、それが高いとかは決して言いません。出してやって当たり前と思っておりますから、それは言いませんけれども。 さっき言ったように、もう少し、各年度を言いました。高い年度で二百五、六十万円ですよ。頑張って頑張って長崎県一になって全国大会、準優勝して九州大会と、こういうものに行くわけですから、もう少し補助率を上げて、合併前の旧町では、ある町では全国大会に7割ぐらい補助していたという話も聞いたことがございます。そういう地区からすれば、合併したら補助金が下がったなって、親も大変ばいっていうふうな部分もあると思いますけれども、ぜひ2万円とか、そこらへんの今の基準で言って、この金額ですけれども、もう少し、めったに行けない全国大会に子どもたちが行くとに、もう少し補助をしてやっていいんじゃないかなと。先ほど言いました、私もお願いしようかと思っておった、子ども夢基金あたりを活用して、漁協の基金を今回の議会で取り崩す議案が出ていますけれども、この子ども夢基金あたりももっともっと、こういう全国大会に出場する個人、団体等への補助金にこういうものを使って、ぜひもう少し補助をしていくべきじゃないかというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  まず、1点目のご指摘の一本化すべきということについては、体協のほうとも相談を、協議をして、本来の出どころは西海市でございますので、それをどちらで出すかというだけの違いでございますので、そこは今後協議をしていきたいというふうに思っております。 金額についても、先ほど申し上げましたように同額なんです。ただ、今ちょっと、今年度だけ改定が間に合ってなくて、若干の差があるというだけの話でございます。 それから、子ども夢基金については、先ほども答弁申し上げましたように、子ども夢基金を活用して、やはりまち・ひと・しごと総合戦略の中にもスポーツに特化した形で人口増につなげたいというような思いもございますので、その分については今後検討していきたいと思っておりますが、ただ、佐々木議員がおっしゃっているような金額になるかどうかというのは、ここではちょっと申し上げられませんが、何らかの、もう少し今よりは子どもたちのそういう大会出場に関して、少し見直しができればというふうに考えております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信)  今のところで、答弁にちょっとひっかかったのは、金額は変わりませんと、ばってん、今年はちょっと今整理をしておりますと。今までが変わらんとに、どこば整理ばして合わせよっとしよるとか、そういう意味のちょっとわからんとですが、それはもうよかです。とにかく補助率を上げて頂いて、今後こういう子どもたちが夢を持てるような補助額にぜひして頂きたいと思いますが、今の件について、市長何かございましたら。市長も教育長とそう変った答弁はできんって。 ○議長(佐嘉田敏雄)  市長。 ◎市長(田中隆一)  この問題で、教育長と私の考えが食い違ったら、ちょっとまずいと思うんですね。やっぱり教育行政の中で進めて頂いて、議員がおっしゃられておる趣旨は十分これはもう理解できるわけでありますから。やっぱり全国大会に行って、1週間滞在すれば膨大な予算になります。私も経験がありますから。ただ、やはり子どもたちに夢を与えるのは、補助だけじゃだめと思うんですよね。やっぱり親御さんも含めて、地域も含めて、学校も含めて盛り上げていくと。そういう中で健全育成を図っていくというのが基本になきゃいかんと思うんですね。やっぱり一生懸命頑張っても全国に行けない子どももおります。幸いにしていいメンバーに恵まれたときには、やっぱりそのときの運、不運もありますから、そうして全国大会に行って優勝ということもあり得ます。したがいまして、これはもう教育行政の中で、体育協会も含めてじっくり協議して頂くと。ご指摘の趣旨はよくわかりますので、そういうのが決まったら、私たちも援護射撃しようと思っております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信)  ぜひ教育委員会も市長も頑張って頂いて、聞いたら、今年の西海東小は4回全国大会で試合をして、惜しくもベスト8には行けなかったそうですが、そこまで頑張ってきたという、この子どもたちに、4泊5日ぐらいだったというふうに聞いているところですけれども、かなりの保護者は負担やったのかなというふうに思いますので、ぜひ多額の補助ができるようにご検討をして頂きますようにお願い申しておきたいというふうに思います。 次の2項目めに移らせて頂きます。農産加工所等の部分です。市長からも答弁を頂きました。今回、もう時間があと10分ぐらいしかありませんので、ご答弁は簡潔にお願いしたいと思いますが、私たち産建の委員会でも回らせて頂きました。びっくりしたのは、施設の中でトイレ。ほとんどの加工所が水洗になっていない。そして、ある、名前は上げてもよかでしょうけれども、大島の加工グループの方々のそこの同じ建物にあるトイレは、旧日本和式ですから、もうにおいがして、そこは使っておりませんと。近くの公民館のトイレを使っておりますというふうな状況でした。 それから、一生懸命頑張っておられますけれども、備品ももう、言えば、みそばつくるとの一斗じょうけはガムテープで張って張って、張っつらかして、それを何とかして使っておる状況もございました。これでよう保健所も、これは検査もあるでしょうし、皆さん方も大変だなと、何とかこれは施設の整備、それから備品の整理、こういうとをやっていかにゃいかんじゃないかなというふうなことで見せて頂きました。実際、行政の方々も見ておられると思います。 そこで、こういう6次産業につながるような部分で、ぜひ現場を見て頂いて支援をして頂きたいんですが、6次産業につなげるような農水産加工に対する新たな基金の設立あたりを考えられんもんかなと。今後いろんな部分で、また、高齢化でなかなかこの加工所あたりが今厳しい状態になっているんですけれども、やっぱりそういう方が出てきたときに、その基金の活用ができるよというふうなことができるんじゃないかなと思って、この6次産業を含めたところでの基金あたりの設立が考えられないものかなというふうに思っているわけですが、市長いかがでしょう。 ○議長(佐嘉田敏雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  十分考えてもいいんじゃないかなと思います、結論から言えばですよ。ただ、やっぱり加工業者の方々が、基本的に、本当に意欲を持ってやっておられるかどうかというのをしっかり見定める必要があると思うんですね。高齢者の方が非常に今多くなってきております。私はこの加工所の方々ができれば会社をつくって頂くと。そして、そこに市が基金なりなんなり、そういう補助をしていくと。そして、これをふるさと納税のお礼品に活用できるんですよね。どんどんその品目に上げていくと、市のですね。ですから、そういったことによりまして、どんどん需要も高まっていくと、商品が入っていくということになりますと、非常に活気がしてくると思うんですね。そういった将来的な見通しといいますか、そういうものをしっかり見定めながらやっていく必要があるんじゃなかかなと思っております。 おっしゃられるように今の加工所は本当、単位単位でご高齢者の方々が必死で、何とかその日その日を食いつないでおる状況がたくさんあろうと思うんですね。やっぱりこれはしっかり私たちも目をつぶっちゃいかんと思っておりますので、ご指摘のことについては十分検討していきたいと思っております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信)  今、この基金をということであれしたんですが、同じ多以良で、お父さんたちが25年ぐらい、副市長もちょっと話は聞いておると思いますが、25年ぐらいカンコロをやってきたと。それで、もう高齢化でやめようかなと言いよったら、娘さんがそれは私たちが受け継ぎたいということで、カンコロのいろいろあれをして、芋納豆とか芋煎餅とか、こういうものもつくって将来的にはいきたいということで、機械が1,000万円ぐらいかかる部分も今発注をしているということですが、若い人たちがもうそういうふうにしておるわけですよ。ですから、そういうとにぜひ基金あたりを設立して頂いて、市単独でそういう方々への支援ができないものかもぜひ考えて頂きたいというふうに思います。 それともう1点は、この6次産業の拠点あたりを、1つ例を挙げれば、多以良小学校に農業振興公社があって、やっております。ここの旧多以良小学校のところに6次産業の拠点をつくって、6次産業をやりたい方はそこの窓口に問い合わせれば、全て大体のことはわかるというような拠点をひとつつくる考えがないのか。というのも、カンコロがしたいけれども、芋が不足して、芋を求め切らんと。今、カンコロ餅をつくっている人は五島から芋を購入している方もいらっしゃいますけれども、そういうものを拠点をつくって、そこで6次産業につなげるような、いろんな活動をそこでやって頂くということあたりにもつながっていくんじゃないかなと思いますけれども、そこらへんの拠点づくりあたりについてはいかがでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  市内に31、個人も含めてこういうグループがあるわけですので、ここはバラバラじゃだめだと思うんですよね。やっぱりこういったグループが協議会をもう現につくっておりますので、この協議会をさらにハードルを高くして、会社組織をつくれるような指導をやっぱりすべきじゃないかなと思うんですね。そして、生産から流通まで、西海市がふるさと納税の礼品が伸ばんというのは、そこんにきにあるわけですので、やっぱりそういうのに向けてやっていくと。既に民間の企業もそういうことを目指して、今やろうとしております。これはもう議員の皆さん方は、どこでということもご存じかと思いますけれども、そのためにも私どもは、今回ご提案もしておると思いますけれども、崎戸の中学校跡地を解体すると、そこを拠点にして頂くというような方向性を今進めておるわけでありまして、民間は民間でやっておるわけですね。大島酒造だって、西海市内の紅あずまを農家の方々につくらせたり、みずからがつくったりして、独自の磨き大島を今やっておりまして、非常に今もう黒字に転じておるわけですね。ですから、こういった民間の皆さん方と、そして、市民のこうした協議会の皆さん方が一致連携をしながら、この6次化に向けての取り組みをやっていけばいいんじゃないかなと。ぜひ考えていきたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  13番、佐々木議員。 ◆13番(佐々木義信)  ぜひにぎわいのあるふるさとづくり、いろんな方々が、俺たちもやってみようというような部分につながるように、ひとつぜひ前向きにご検討を頂きたいと思います。これはひとつ、もう少し時間がありますので、ちょっとご紹介、もうご存じでしょうけれども、日本中が涙したベストセラー、実話エッセーを映画化ということで「はなちゃんのみそ汁」、これの試写会が諫早市と長崎市であったときに、大島のみそ製造グループのみそが、みそ団子で、そこに来た方に配られて、私もこのみそ団子を茶わんで溶いて、みそ汁を吸いましたけれども、非常においしかったです。本当もうおいしかねと思って、大島のみそがみそ団子として、このときに会場に来た人全てに配られたというような、こういうこともありました。大変厳しい環境の中で皆さんが頑張っておりますので、ひとつ行政として、そういう方々へのご支援をぜひお願いいたしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(佐嘉田敏雄)  これで佐々木義信議員の一般質問を終わります。ここで暫時休憩します。     午後2時10分 休憩     午後2時20分 再開 ○議長(佐嘉田敏雄)  休憩前に引き続き会議を開きます。次に、6番、朝長隆洋議員の質問を許可します。6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋) 〔登壇〕 皆さんこんにちは。6番議員、朝長です。本日最後の一般質問となりました。よろしくお願いいたします。 今回は3点の質問をしております。質問事項の1点目、西海市の公共交通の現状と今後の政策的展開についてです。市民の人口減少が続いております。佐世保市、長崎市など公共交通の充実、さらには生活環境のよい地域に人が流れています。こうした状況の中で、西海市に住もうと決断して頂くには、そうした地域より、さらに魅力的かつ生活しやすいまちづくりに努めなければなりません。この公共交通の不便さは、自家用車を所有する方にはさほど支障がなく思われるかもしれませんが、社会的弱者の高齢の方、学生の方にとっては、住みやすさ、暮らしやすさにかかわる大きな問題です。既に乗客数の減少や運転手の確保の困難さなどから、民間交通会社がダイヤを減少させる状況も生まれております。このことについて、今後の公共交通のあり方をしっかりと調査し、どのように進めて解決を図っていくのかを伺います。 2点目です。市民の人材育成についてです。これからの地方創生は、市民協働が強く前進しなければ発展は望めません。総合戦略及び今回出された第2次の総合計画は、市民と行政の信頼関係の上において成り立ちます。例えば商工会、観光協会、福祉団体、スポーツ団体など、将来にわたりさまざまな分野で市民活動をリードする人材の育成に力を注がなければ、市の将来はないといっても過言ではありません。このことに対する市長の考え方と今後の取り組みについて伺います。 3点目は、各種スポーツ団体及びスポーツ指導者に対する支援策についてです。市内のスポーツ団体の支援により、スポーツ人口の増加、スポーツによる交流を深めることは、市民の健康増進並びに将来のある子どもたちに夢を与え、地域の絆を深める上で欠かせません。市内スポーツの現状を的確に把握し、将来に向けて取り組みやすい環境づくりと指導者に対する支援策を講じなければならないと思いますが、今後の具体的な方法をお伺いいたします。 以上3点です。追質問は自席にて行います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(佐嘉田敏雄)  答弁を求めます。田中市長。 ◎市長(田中隆一) 〔登壇〕 ただいまの6番議員のまず1問目、西海市の公共交通の現状と今後の政策的展開についてのご質問にお答えいたします。 前回6月の定例議会の一般質問の際にもお答えをいたしましたように離島を抱える広大な行政区域の中で、集落が点在している本市におきましては、高齢化の問題とあわせまして公共交通の対策は最重要課題の一つであると私も認識をいたしております。 これまでも市町村合併時の新市建設計画や、合併後の第1次総合計画、そして、今回の第2次総合計画策定時の市民アンケートにおきましても、この公共交通の充実につきましては優先度の高い施策として要望が寄せられているところでございます。現在、西海市内では陸上、海上とも民間事業者を中心に運行が行われておりますが、地域公共交通を取り巻く環境は大変厳しい状況にあり、特に地方におきましては、人口減少・少子高齢化の進展や、マイカーの普及などで利用者が減少することにより、交通事業者の経営状況が圧迫され、赤字路線を廃止せざるを得ないなど、現状を維持することが困難な状況になりつつございます。 しかしながら、市内における公共交通機関は、通勤、通学、買い物及び通院など、市民生活に必要な移動手段であり、これらが廃止や減便されると市民生活に非常に大きな影響があること、また、市が同じ規模の移動手段を直営で確保することとなりますと、今以上の経費がかかることなどから、現段階では、国や県などと歩調を合わせながら運行助成をすることで、必要な路線を維持、確保しているところであります。 また、関係する交通事業者とは逐次協議する場を設けて意見交換をいたしておりまして、予定されたダイヤの改正の市民への影響の検証や財務的支援に関する相談など、官民協力できるところは協調しながら、お互いの信頼関係の構築に努めているところであります。 現在、市内を運行するさいかい交通の現状におきましては、全国的に大型2種の免許取得者が少ない中で運転手の確保に大変苦慮しており、最年少40歳、最高齢71歳で、主に50歳から60歳代が中心となって勤務しておる状況と聞いております。年々、年齢層が高い関係で退職者が相次いでおり、西海市内、外海地区を中心に募集をかけても応募がない状況と伺っております。現在でも運転手4名が不足している状況の中で休日出勤の振替乗車などで対応しており、現状のままでは運転手の過重労働と、さらなる逼迫した経営に追い込まれることが懸念されております。このような状況を踏まえまして、今後予定されるダイヤ改正につきましては、将来にわたって継続的に地域公共交通としての路線バスを担保するために、事業存続に向けた適正な運行体制整備への必要な改革であると判断せざるを得ないとも考えておりますが、そういう中でも、現在も利用されている通学バスとしての役割について、学校運営に支障が出ないように調整をして頂き、また、利用者が少ない不採算路線であっても、その路線の代替がない路線につきましては必要不可欠な路線として存続を希望するものであり、そのためには西海市の財政の許容範囲の中で議会にも相談をしながら市単独の助成、あるいは、現在一部地域で取り組んでいます乗り合いタクシーのエリア拡大や代替となる新たな交通対策を交通事業者や関係する団体とも十分協議を踏まえて、地域の実情に応じた公共交通の構築を目指して参りたいと考えています。 また、一方では、通勤、通院、通学、買い物など、佐世保市や長崎市など周辺自治体が現実に生活圏となっている場合も多くありますので、公共交通における自治体間の連携につきましても、それぞれの自治体、事業者の事情もあり困難な面もありますが、今後も可能な限り市民の利便性の向上を念頭に置き、検討して参ります。 次に、2問目の市民の人材育成についてのご質問にお答えいたします。人口減少の克服と地方創生の実現を目指すために昨年10月に西海市人口ビジョン及び西海市まち・ひと・しごと総合戦略を策定し、まずは人口減少に歯どめをかけることを最優先として、市民が望む西海市の姿を実現するための施策を展開しているところでございます。 議員仰せのとおり、西海市を将来にわたって存続させるためには、さまざまな分野で市民活動の核となって活動を頂いている各種団体の維持、存続は不可欠であります。まずは、こういった活動に参加する人材並びにリーダーシップを発揮する人材を育成していかなければならないと強く感じているところであります。 このようなことは総合戦略にも盛り込まれておりますとおり、短期的にはシティマネージャーや地域おこし協力隊員の配置など、都市部人材を活用し、持続可能な集落機能維持と地域活性化に取り組む一方、長期的には、教育委員会や地域の皆さんと連携を図りながら、子どもたちがふるさとを誇りに思う意識の向上と定着を図っていきたいと、このように考えております。子どもたちがふるさとを誇りに思う意識の向上の具体的なものとしまして、農漁業の生産から販売までの一連の仕事の流れの体験や、地域の伝統行事の企画運営を年齢に応じて任せることなどを検討しており、地域の一員としての役割の経験や子どもたちに、あらゆる機会にふるさと独自の体験を積んでもらうことで、まちおこしへの興味や地域の後継者としての意識の醸成を図っていきたいと考えております。以上で、私からの答弁とさせて頂きます。 次の3問目のご質問につきましては、この後、教育長から答弁をさせて頂きます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  それでは、6番議員の3問目の各種スポーツ団体及びスポーツ指導者に対する支援策はのご質問にお答えいたします。議員ご指摘のとおり、市内のスポーツ団体の支援により、スポーツ人口の増加とスポーツによる交流を深めることは、市民の健康増進並びに将来のある子どもたちに夢を与え、地域の絆を深めていく上で欠かせないことであると認識しております。 現在、市内のスポーツ団体に対する支援策といたしましては、市内のスポーツ団体は西海市体育協会に加盟し活動をされておりますので、教育委員会は体育協会を支援し、また、協力して本市の生涯スポーツの振興を推進しているところです。また、児童・生徒については、社会体育や部活動を通して、競技力向上やスポーツを通してたくましく育っていけるように、社会体育施設の使用料等の減免制度や九州大会以上の権威ある大会に市内のスポーツ競技者が県代表として参加する場合には、スポーツ大会出場補助金として、経費の一部を助成いたしているところでございます。 さらに、子ども体験活動事業費補助金において、平成26年度から市内の団体が自主的または主体的に行うスポーツ活動事業も補助金の対象として拡充し、スポーツ大会や指導者の招聘、合宿等の支援を行っています。また、社会体育は学校体育館を使用することが多いので、学校と連携し、施設の設備面の整備においては、子ども夢基金を財源として社会体育に関連した備品の整備に要する経費についても、今議会にも上程させて頂いた補正予算の中で計上いたしております。 次に、指導者に対する支援についてですが、本市のスポーツ指導者といたしましては、西海市スポーツ推進委員を初め、それぞれの競技団体の指導者や中学校部活動における指導者等、さまざまな方々に本市のスポーツを支えて頂いております。今後は若い世代の指導者の育成が重要な課題でありますので、子ども体験活動事業の市外講師等の招聘事業等を活用して頂き、競技に対する指導力向上に役立てて頂きたいと考えております。教育委員会におきましても、レクリエーションインストラクター養成講習会等に派遣する予算を計上し、スポーツ推進委員を初めとした指導者の資質向上を図っているところであり、西海市体育協会におきましても、指導者の育成のための講習会を実施し、あわせて競技審判員等の資格取得のための助成を行っているところであります。あわせて今年度からはスポーツ専門指導員を雇用し、体操教室の開催や中学校の部活動の支援、競技力の向上を図っております。 今後も引き続き、西海市スポーツ推進委員、西海市体育協会等と連携し、競技スポーツの競技力向上及び指導者の育成に努め、市民の誰もがスポーツに親しみ、健康な生活を送れるよう、スポーツ環境づくりを図ることで、まち・ひと・しごと総合戦略で目指しているスポーツによる地域活性化を図り、保護者の定住化、他市からの人口流入を促して参りたいと考えています。以上で答弁とさせて頂きます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  ありがとうございました。この質問は、以前も一般質問等でやっておりますので、一連の流れとしてご答弁頂きたいと思います。 まず、その前に、第2次西海市総合計画の基本構想の案が今回示されました。今回私がなぜ同じことを出したかというと、この基本構想にどういうふうに反映されているのかなと、1つはそこが大きな考え方であります。合併後10年間、第1次の基本構想を掲げながら、西海市が進めて参りました。現実としては毎年人口がどんどん減っている状況にあります。この基本構想の第2次西海市総合計画というのは、この10年間を振り返って、人口3万人を目指すというのであれば、いわゆる再建計画であるべきだと私は思います。そういった内容の構想であるべきと私は思いますけれども、この構想のポジションというか、そういったものは市長はどのようにまず捉えていらっしゃるか、そのことからお尋ねしたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  第2次総合計画の基本的な問題でありますけれども、これは第1次総合計画からのいわゆる検証を図りながら、向こう10年間、関係の皆さん方のお知恵を拝借しながら案を策定いたして、今回、議会の策定を頂くことになったわけでございます。当然、西海市の総合戦略、人口ビジョンにつきましては、十分重複するといいますか、最も必要な基本計画であろうかと思っております。 確かに、今現在は約14%の人口減少を来しておるところでございますが、これを向こう10年間ではやはり軌道修正をして、44年後の人口3万人に向けての一つの適切なカーブを切れるような、そういう中身でなければいけないと、このように思っております。 そのためには、西海市の持てる、従前から申しておりますように西海市のすぐれた地域資源を活用しながら、基本的には市民の皆様方との一体感の醸成、あるいは市民協働、市民の皆さん方と一体的に取り組んでいかなければ、非常に厳しい、現実的には厳しい問題ではないかなと思っております。 そして、人口を増やすためには、社会減をいかにして食いとめていくか、自然減をとめるというのは、これは至難のわざでございまして、いわゆる高校生をいかに西海市内にとどめることができるか、雇用の場の確保もですけれども、西海市内の3つの高等学校の進学率も上げると、佐世保、長崎に進学した子どもたちは西海市にもう戻ってこんまま市外に出ていっておると、こういう実情を考えてみた場合に、魅力ある学校運営もこれは当然必要なことだろうと思います。今、市が手がけております医療、福祉等々の若いお母さんたちが地元に定着できるような住環境を整備していくということも大事な要素ではないかなと考えておるところでございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  今、高校の話も出ましたけれども、先にお話ししましょう。ずっと以前に、私がお話ししたことがあるんですけれども、子どもが生まれて西海市に住もうと考えた場合に、今、できるだけ生まれた子どもたちが、例えば就学前の状況が、環境を、西海市はしっかり整えてくれていると思います。そういったものを整えて、あるいは小学校、そして中学校、こういったことが、例えばよその地域よりもやっぱり西海市の教育はいいと、そういう状況を当然しなければいけませんが、いざ高校に行くときにどうやって通学するのか、あるいは、ここに住んだ場合に子どもの将来を考えたときにここでいいのかと、必ずそういう決断を迫られるときが来ると思います。だから、将来を考えてどこに居住するかというのを若い人たちは考えると思います。若いうちは西海市でもいいけど、もうしばらく経ったらここを出て、よそのほうがいいよねって、まさに今、大島造船所の半分の方が佐世保とかにいらっしゃるわけです。そういった考え方の方がほとんどではないかなと。そこのところをクリアして、そして、さらに大島造船が今度発展させていって、そして、西海市に住んで頂くという方策をとるのであれば、そこのところにかなり力点を置いて、考えて政策を打っていかないと、これは私なかなか難しいのかなと、そういうふうに思います。 魅力ある高校づくり、当然のことです。公共交通、ここに住んだ方たちがどうやってあそこまで行くんだろうかと、当然、中学校もそうです。そういった考え方の中で、通学の手段、今、現状を見ますと、さいかい交通も実際にはもう運転手の方たちも高齢化で、そして、路線もだんだんと廃止せざるを得ない、そういった現状の中で、果たしてそれがきちんとできるということを示しておかないと、若い人たちはそういった決断がなかなかいかないかと、私はそういうふうに感じるんです。当然魅力ある高校づくりもつくらなければいけません。そのことを市として力点を置いて、どうやってこれからやっていくかということを考える必要がありますし、さいかい交通、あるいはいろんなところで十分な協議をして、そこをどう守っていくかという協議が私は必要ではないかと思いますが、市長の考えはいかがでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  3つの高等学校、市内の義務教育課程の連携を図るということもございますが、当然のことながら、さいかい交通の非常に厳しい現実というのがあるわけですが、最低限そういった通学バス、小・中学校並びに高等学校の通学バスの確保というのは、これはもう最優先ではなかかなと、こう思っておるところでございます。このことにつきましては、学校当局のほうからもいろんな要望が出ておりますし、要望が出る以前に、私たちがやっぱりそういう整備をしていかなければいけないのではないかなと思っております。 経営の観点から、費用対効果からいくと、非常に、さいかい交通ももちろんですが、親会社の長崎バスもかなり厳しいダイヤの改正なども考えておったようでございますが、私もとんでもないということで、長崎バスのほうの本社に厳しく異議を申し立てまして、おかげさまで難なくおさまったわけですが、しかし、そういう体質は民間の企業にあるわけですので、しっかりこれからも、まず公共交通、学校の通学バスはしっかり守っていくということではないかなと思っております。 将来的には、この学校教育もですけれども、何といっても皆さんたちが安心して住める環境をつくっていく。これは福祉、教育もありますが、僕は医療じゃないかなと思うんですね。少なくとも2次医療をこの西海市に絶対確保すると、こういうことで既に動きもいたしておるところでございます。やはり中核的な救急医療を確保しないと、お母さん方は安心して子育てができない。これはもうお年寄りもそうですけれども、佐世保、長崎、安心した2次医療、3次医療のあるところにみんな出ていってしまうと、これが一つの大きなポイントではないかなと思っております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  実際、例えば西海市でも人口がこれから先、増えていくだろうなと予測される西彼町の北部地域であるとか、ああいったところも実はすごく交通の便が悪いんですよ。実際にこれから先、増やそうというときに力点を置いて、そこをどうするかということもきちんと各交通会社とか、そういったところと担当課は話をされているのかな、全然ダイヤは変わらないし、向こうに住むお母さん方からは、もう中学校に通うのが大変と、部活も迎えに行かんといけんと、そういったお話もずっとあるわけですね。やっぱりきちんとそこをしっかり見て、今、中学校や高校の子どもたちがどういう状況で通学しているのか、ちゃんと出向いていって、もう綿密な調査を行って、西海市の今後の交通のやり方をしっかりやらなければ、私はもうそこの関係する会社との協議だけでは無理だと思いますよ。ここは必要あります、ここは必要ありません、ここは絶対やってくださいと、そういったランクづけをしていってやらないと、全体を守ってくださいと言っても、なかなか私は難しいのかなと。そういった協議をきちんと今後されると約束できますか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  総務部長。 ◎総務部長(冨永敬二)  さきの全員協議会の折に、7月に予定されておりました、さいかい交通のダイヤ改正、これは大幅な減便が伴う改正だったんですけれども、これにつきまして全員協議会のほうでも説明をさせて頂きました。内容としましては、やはりさいかい交通としても大変厳しい財務体質の中で、日々走っているダイヤの中には全く利用者がいない、そういった路線もあるということで、そういった利用者がいない、少ない路線を中心に減便をしようとするものでありました。 こういったものにつきましては、やはり利用者が少なくても、どうしてもその便を使わなければいけない利用者もいるということで、市長答弁にもありましたように、採算が合わなくても、代替がない必要不可欠な路線というものにつきましては、ぜひ存続をさせて頂きたいということで要望したところであります。 加えまして、今、議員がおっしゃいますように学校の通学バスにつきましては、やはり学校運営に支障がないように、より利便性の高い路線に変更して頂きたいということで、要望をしているところであります。 議員がおっしゃるように、西彼中学校に小迎地区から通う子どもたちについては、乗換等が必要ということで、大変不便を来しているところでありますけれども、それにつきましては今後も継続的に協議をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  民間事業者を責めるわけにはいかないと思うんですね。やっぱり採算が合わなければ、なかなか難しいことは当たり前のことだと思います。だから、その中でどういうふうにやっていくのかという、これがきちんとしたお互いの協議をやっていって、信頼関係を構築していくと、そのことが大変重要ではないかと。 あと一つ、ちょっと気になったんですけれども、今回の基本構想の中で、陸上交通の充実という欄で、新たな公共交通システムの導入を検討しましょうと、平成33年度には、今言っている一方で、待合所は30か所に増やすわけですよ。そして、交通系統を7系統増やしましょうと、これ、どこか矛盾していないのかなと。そこ、構想に載っているんですよ。だから、ここらへんの考え方はどうやって出てきたのかなというのを、ひとつお伺いしたいんです。 ○議長(佐嘉田敏雄)  総務部長。 ◎総務部長(冨永敬二)  まず、今回、第2次総合計画に掲げます基本計画の中で、そういった計画を持っているわけですけれども、まず、待合所につきましては、現在の路線バスの待合所にも待合施設がないところがございます。そういったところにつきましては、今も各地区から設置の要望が寄せられておりますので、これにつきましては計画的に増設、新設をしていきたいというふうなことで考えているところであります。 あと、路線等の増設につきましては、やはり市内にも公共交通の空白地帯というのがございます。現在、乗り合いタクシーというものを3地域で運行しております。具体的に申しますと、西海町の小郡、西彼町の伊ノ浦、それから大瀬戸町の藤原ですね、こういったところを運行しているんですけれども、利用者がいるところとそうでないところとありますけれども、やはりこれまでもさいかい交通の路線を延長して頂きたいというふうなところもありますので、そういったところに向けて、この乗り合いタクシーを新たに運行できないか、そういったところを検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  何となくわかりました。要は空白地帯を埋めていくことで系統数が増えると、そういった考え方なんでしょうけど、さっきから私が言っているのは、問題は、その増やすじゃなくて、今後、3万人増やさなきゃいけないんです。3万人に人口を増やすためにはどうすればいいのかという政策を練るのが、この構想なんです。そこと若干矛盾しているんじゃないのかなと。あくまで人口が減っているところは、そういったところでカバーすると、それで果たしていいのかな、もっと違う大胆な方法を他から考えてくる必要はないのかなと。例えば、さいかい交通でできる部分は、もうここまでとさせて頂きますと。採算をそこで合わせてくださいと。それ以外のところは、やっぱり市と一緒に両立して、何らかの他の形を用いながらでも、ここの学生の通学だけはきちんと守って頂くとか、あらゆる触手を出しながら、ここをまとめていくという必要があるではないのかなと、私はそういうふうに感じるんですけれども、そういったことも今後の検討課題としていかがでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  総務部長。 ◎総務部長(冨永敬二)  確かにおっしゃるとおり、ただ路線を維持、拡大すればいいというものではございませんで、やはり交通事業者の状況も踏まえながら、市で行う役割といいますか、例えば先ほど乗り合いタクシーの例を挙げましたけれども、今、ほかの自治体では予約制によるデマンド交通であったり、確実に利用者がいるのに合わせてバスを運行するとか、そういった手法を取り入れられているところもあります。 それと加えまして、やはりこの地域公共交通を確保するというのは大変難しく、大きな問題であります。6月の議会でも、たしか2番議員だったと思いますけれども、小さな拠点づくり、コンパクトシティーというふうな考え方がご提案されましたけれども、やはり今後は公共交通の確保という面だけではなく、今後のまちづくりもあわせて検討していくべきではないかというふうに考えているところでございます。そういった視点で、今後、基本計画の具体的な計画については検討を進めていきたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  いろんな形から捉えてください。例えば、今、病院なんかは、各病院がマイクロバスを持って、各地域に出向いたりしているんですね。どうにかそういった交通の確保は、そういった患者さんであるとか利用者の方たちは確保できていますよね。そういった状況はどうなのか。それができない方たちはどうすればいいのかと。事細かにやったほうがいいと思います。これは一応終わりたいと思います。 次、この基本構想の案を出されて、審議会のほうでここにちょうど答申がなされていますので、私ちょっと読ませて頂きます。なるほどいいことが書かれているなと、その部分が、ちょっと読みます。 今回の2次総合計画は、活躍のまち西海です。健康の里から活躍のまち西海となりました。活躍をされるということは、そこに住む住民が健康で、かつ、自主的に自分たちの市を、市の中で自分たちが何らかの役割を果たしながら盛り上げていこうと、そういう考え方だと思います。答申の中で、将来像のサブテーマとして、みんなで目指す人口3万人が掲げられているが、この人口水準は、生き生きと暮らせるまちをみんなでつくった結果として実現するものである。3万人という定量的な目標値にこだわるあまり、市民生活の質的な向上がなおざりにならないよう、本計画を策定、発信、実行することを望むものである。 この考え方は私も同じように思います。3万人という言葉がひとり歩きして、どうしても人口を増やそうとしてしまうことにこだわるあまりに、今の社会生活は一体どうなのかと、そこをやっぱりしっかりときちんと見ていく必要が私はあると思います。そのために、次にも書いてあります。このことには、人づくりが欠かせない。そこで、仕事づくり、人づくり、まちづくりの関係性がわかるようなストーリーを構築する必要がある、そして、みんなでつくる西海を実現するためにも、以上の重点施策やストーリーを市民に理解、共感してもらえるように基本構想を表現、発信することが肝要であると、このように書かれています。 ここで、人づくりです。人材育成の分野に行きます。こういう答申が出ています。今、この基本構想をつくったのは、恐らく行政の皆さん方が主でしょう。その中で、人づくりをやっぱりしなければいけませんよという答申が出ています。さあ、どうやって進めればいいと思いますか。今、農業者でもあり、例えば商工者でもあり、いろんな若い人たちがなかなか取り組む機会がありません。若い人たちが頑張っている青年団もありません。地域で頑張っている人たちというのは、ほとんど消防団に入って、あるいは小学校のPTAの役員もやって、そして、自治会活動の役員もしながら、そして、子どもも育てている、そういった現状です。その中で人材を育成していくとなると、やはり行政がそうした市民の努力をしっかりと見て、どうすればいいかと手を携えてやるのが私は当然じゃないかと思います。 さあ、第2次構造計画の中で特に力点を置いて、この人づくりをどう進めていけばいいか、市長のお考えを教えてください。 ○議長(佐嘉田敏雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  人間社会はどうしても人と人とのつながりでありまして、これは相性が合う人もおれば、合わん人もおるし、人さまざまだろうと思うんですね。しかし、基本的にはやはり西海市を盛り立てていこうという、そういう意識を皆さんが一同に持ってもらわにゃいかんと思うんですね。そのためには、許容する能力を皆さんが培っていくということではないかなと思います。やっぱり何といっても、人の動きというものを認め合うということ、そして、自分の主張もしっかり言うということじゃないかなと思います。 私は市役所の職員の皆さん方にその先頭に立ってほしいと、こう申し上げております。特に若い職員、昔は青年団活動とかなんとか、婦人会の活動とかありました。しぶしぶという人もおったかもしれんけど、その中でもやっぱり人とのつながりというものが、その中で団体生活の中でできておったと思うんですね。今はもう人間疎外といいますか、そういった活動に物すごい悲観的なんですね。出ていこうとしない。また、強要して、されるものじゃないと思うんですね。ですから、市役所の職員、女子も男子も、特に独身の職員はこういったグループの先頭に立ってほしいと、こういうことを申し上げておりまして、もう張り切っておる職員もおります。ほんのわずかな集団、人間でも、やっぱりそれが大きく輪になって、コロニーのように大きくなれば、また、かつてのような、また、かつてと同じようにはいかんかもしれんけれども、似たような人間社会ができてくるんではないかなと、こう考えております。私はやっぱり市役所の職員は率先して地域の中に入っていって、そういった活動をすべきであると、こう常々思っておりますので、そのことを強く申し上げておるところでございます。 人間育成、人間づくりというものがやはり人材育成の基本になからにゃならんと、こう考えておりまして、答申の中身は当然だと私は受けとめておるところでございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  当然、職員の方たちもそうなんですけれども、市民3万人が活躍するのが、やっぱりこの活躍できる西海市だと。要は頑張っている人たちが正当に評価されて、きちんとそれが保障できるような仕組みでないと一生懸命やったって何も報われんと、行政は目も見てくれんと、そういう状況が市民協働では一番最悪だと私は考えます。やっぱり市民協働というのは、そういうふうに、みんなが頑張ったところを正当に評価して、そして、全体が評価してやれるような、そういったまちづくりが必要じゃないかなと、そう思っております。 ちょうどその中で、高校との連携という点で、施策の中で、起業家を育てる実践教育、これ、政策企画が出しているんですけど、自分のやりたいことは自分でつくる、起業するといった強い意志を持つ人材の育成や市内でも実際に起業し、生計を立てることができると認識させるため、市内高等学校及び市内起業家と連携して、いろんな政策を実施していくと。これはいいことだなと思うんですけれども、じゃ、実際にどういったことを考えているのか、参考までに教えてください。 ○議長(佐嘉田敏雄)  さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(岩倉光義)  現状の人口ビジョン、それから、総合戦略を策定していく中で、一番の人口流出の社会減になっている原因として、やはり高校への進学、あるいは大学への進学、そういう時点での人口流出というのがやはり目立っていると。そして、それをいかにして、その時点で流出するのは仕方ないといたしても、やはり西海市に戻ってきて頂いて、そして、西海市内でやはり定住をして頂く、そのためには何が必要かとなりますと、先ほどもずっと言っております雇用の場というのはもちろん必要だと思います。ただ、雇用の場というだけではなくて、西海市でやはり何らかの起こす業ができないのかというようなところも、高校との連携の中でこれは図っていく必要があるなということで、今回、基本計画の中にはそういうふうなことを思って、そして、市内高校への進学率を高める、そして、進学率を高める中で西海市のことを知って頂く、そして、その先には起業ができないかということも考えているという状況を基本計画の中ではあらわしている状況でございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  やっぱり基本計画なので、どこまでというのはなかなか難しい話だろうと思いますけれども、そうなっていくと、やっぱり例えば高校と連携しながら、西彼農業高校がありますよね。そういった農業高校の中で新しい農業政策を進めていくような考えはないかと、そういった頑張っている人たちに対しては、西海市はこういった用意ができると、そういったメニューというか、そういったものを当然つくっていく必要があるのかなと、そう思います。一方で、今、介護士不足であったり、看護師が不足したり、西海市がここ数年のうちで必ず直面する問題だと私は思っています。そういった中で奨学金制度というのをやっぱりきちんとつくっていかなきゃいけないと、そういった話が以前あったと思います。このことは早目に取り組んでやっていかないと、既に国のほうもそういったことに目を向け始めています。佐世保市や長崎市だったら、割とどうにかなるかもしれませんけれども、西海市という限られた人口の中でやるということは、その人材をきちんと育成して市内にとどまってもらう、こういった政策をきちんとやっていかないと、病院はこれからいろんな患者の方が増えてくるけど、看護師がいない。子どもたちも政策によって増えてきたけど、見る保育士がいない。そういった状況になってくると、今さっき言ったように、バスの運転士がいないというふうな、同じ状況ですよ。この奨学金制度については、あれから何らかの進展があったのかどうか、そこをお聞かせください。 ○議長(佐嘉田敏雄)  教育次長。 ◎教育次長(中島義則)  奨学金制度につきましては、まち・ひと・しごと総合戦略等々でもうたっております。それから、先般、6月の定例市議会でもいろんなご質問を頂いたところです。内部におきまして、関係する各課におきまして、先般協議を行っているところです。こういった協議を重ねまして、よりよい制度を検討していきたいと考えております。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  検討していきたいじゃなくて、検討していきたいとあのときに答えたので、どういうふうに検討されたのかなと、そこを聞いているんですけど。たちまち来ますよ、これ。ある程度準備ができるような状況になっているんでしょうか。貧困率の問題が出ましたよね。子どもたちの長崎県の貧困って、5人に1人ですよ。なりたくてもなれないという子どもたちがいっぱいいます。恐らく長崎市でも、子ども食堂も大分つくらんといけんような状況になってきている、そういう状況になっていますよね。西海市の貧困率、僕はもっと高いと思います。そういった子どもたちがやろうと思ってもなかなかできない、大学へ進学しようとしてもできない、そういう状況がもう既に生まれているんじゃないのかなと思っています。 そういったことに対して、きちんとした協議があって、こういったメニューをそろえるということは早くやったほうが私はいいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  教育次長。 ◎教育次長(中島義則)  もとからあります奨学資金制度に加えまして、今後、まち・ひと・しごと総合戦略でもうたっておりますが、償還免除の制度ですとか、または給付型の奨学金について検討を行っているところです。償還免除については、担当部局とも詳しい検討を行っているところですが、まだちょっと具体的にこういうふうにしますというまでは至っておりません。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  やっぱり急いだほうがいいと思います。ついでに言いますけど、3年前に言った子どもたちの議会ですね、今年度やりますか。子どもたちの子ども議会、人材育成でよそはやっていますよ、よその自治体。子ども議会をやりますと言ってから、もうこのときはできませんでしたと、もうこれを聞くのは多分3回目か4回目だと思うんですけど、いかがですか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  教育次長。 ◎教育次長(中島義則)  以前お話を頂いた子ども議会につきましては、高校生も含めた議会でのお話だったかなと思います。高校生もとなりますと、やはり市教委だけではそこは厳しい面もございます。また、ある程度の限られた人数での子どもたちに市のことを考えて頂くのか、または、別の形で市全体の政策を考えて頂くようにするのか、そこのところはもう少し、当時は議論が必要ということで、開催は見送ってきたところでございますが、今年度につきましても、ちょっとそこのところはまだ開催される予定はございません。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  今度、成人年齢が18歳になろうとしていますね。もう今、高校を出ようとしている人たちはいきなり成人になって、選挙権も18じゃないですか。やっぱり政治参画をしようとか、そういった社会に向けた意欲を持った人たちが、こういった機会を機に、市に対していろんな提言を行ったり、僕は大切なことじゃないのかなと思います。 西海市は高校と関係ないと言ってしまえば、さっきの公共交通も何もできんわけですよ。高校を守ると言っているわけですから。そこらへんも市長のあと残された任期までにはもうしないということですか。僕は3年か4年ぐらい前から言っています。やりましょう、やろうということは。 それでは、スポーツのほうに移りたいと思います。スポーツに対する捉え方です。先ほど同僚議員の方からもお話がありましたけれども、例えばわかりやすいように、今、バレーボール教室をここ数年ずっとやってきました。審判員、指導者、大会をやるのは全員手弁当です。手弁当というか、無報酬で、審判員もそうですよ、仕事を繰り合わせながらやっている、大会を運営します。今度の18日も県内から多くの高校がこの西海市にやってきます。九州からも3月末には多くの中学校が西海市にやってきます。びっくりするぐらいの人数を呼んで頑張ってやっています。使用料がかかるので、なかなか難しいという話になってきました。自分たちは給料も何ももらっていません。多くの生徒たちが来て、やっぱり西海市ってすごいねって。よその地域の高校や中学校から来て、これだけたくさんの施設があって、来るまでには近くにも自然があって、近くでいろんなところに寄ってきたら、いろんなおいしいものがあっていいねという話になって、この運営ができなくなったら、もう西海市はこの大会自体も駄目になりますし、スポーツ自体も僕は駄目になってくるのかなと思っています。そういった努力をきちんと見て頂いて、きちんとしたそういった協議が、体協かかわらずなされているのかどうか。僕はそういった方たちとの協議というのが、なかなかできていないんじゃないのかなと。実際どうやって市民の人たちが頑張っているのかなということを見てもらっているのかなと、そういうふうにいつも思います。そういった協議をきちんと今後ともやっていく必要があると思いますが、その点では、やっぱり体協のもっと支援策も含めて、どのように進めていけばいいか、あるいは、どのように進めていったほうがいいか、教育長からお願いします。 ○議長(佐嘉田敏雄)  澤田教育長。 ◎教育長(澤田洋子)  まず、3月に行われている西彼青年の家杯のバレーあたりで大瀬戸の体育館にそれこそ入り切れないぐらいの中学生の皆さんがお越し頂いて、本当に非常にバレーボール協会が頑張って頂いているということで、感謝を申し上げたいというふうに思っております。 そういう大会招致に関してやはりいろいろ課題があるということから、ご指摘も頂いたりして、子ども夢基金の中でそういう文化面だけでなくって、スポーツ面についてもそういう拡大をしていきましょうということで、まず、そういう拡充を平成26年度からさせて頂いたところではなかったかなというふうに思っております。 ただ、それも3年間という期限でございましたので、今後どうするかということについては、まだ協議が必要になってくるというふうには考えているところです。ただ、そうした限られた予算の中でどういうふうにやっていくかというところで、いろいろ、先ほど一般質問もお受けしたりしている中で、本当にこうやってやっていきますということを申し上げられないのが非常に私自身も歯がゆいところではあるんですけれども、いろんな団体の意見を聞きながら、やっていきたいというふうに思っています。ただ、体育協会と、そういう点でスポーツ振興を図っていきたいということの中で、一つには法人化という形で実施をしてきたわけですけれども、まだ体育協会については十分に機能するというところにまでは至っておりませんので、現在の体制で人的にやっぱり難しい点もあるというふうなこともありますので、そこらへんについては、今、体育協会とそれから教育委員会の社会教育課あたりで、かなり協議等は進めさせて頂いておりますが、外部から見たら、目に見えるようなものが見えていないかもしれませんけれども水面下ではそうした協議の場はかなり持っているところでございます。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  ちょっと冷たい言い方ばっかりしているんですけれども、さっきから言うように、きちんと正当に努力した人が、きちんとそれを評価されて報われる世の中でないと、嫌気がして、やる気がなくなると、そういったことなんです。ですから、そういったことをやってくださいというお話です。 最後に、このスポーツに対する考え方。今までは西海市内のそういったスポーツ団体であるとか、子どもであるとか、青少年であるとか、先ほどの同僚議員の一般質問の中でも十分出ましたけど、もう一つのスポーツとしての捉え方として、スポーツツーリズム、スポーツを利用したまちづくり、このことをしっかりと考えていく必要があるんじゃないかと私は思います。例えば五島市です。五島市が、ご存じだと思うんですけど、スポーツ合宿を誘致するのにお金を出しています。そして、宿泊するのに対してもお金を出しています。西海市はこれだけいろんなものがあるんだけれども、何らかのそういったことの支援措置が全くないですよね。スポーツを通じていろんな人たちから来てもらうことによって、地域活性化につながるという話です。このことを、ひとつこの2次計画の中できちんと頭に入れるべき必要があるのかなと私は思います。よその団体は、他の市町村もいろいろ見てみますと、このことについては、これから先、スポーツを通じた町おこしというのはどこでもやっていこうと、そういう流れになっていますので、ぜひこの2次計画の中では、そういったことも頭に置いてやってください。 あと少ししかないので、ツール・ド・ちゃんぽんの話をします。今度18日にツール・ド・ちゃんぽんといって、自転車なんですけど、全国のサイクリング協会の会長は谷垣さんです。この前、サイクリング中に負傷されて、今ご入院をされているということで、早く復帰されることを心より願っているんですけれども、今そういったサイクリングというスポーツの中でイベントをやろうとしているんですけど、6月に募集をインターネットで開始して、700人募集しました。12時間で全部満員です。西海市に来たいということで。今、キャンセル待ちが200人と聞きました。今度の18日の件なんですけどね。その方たちは西海市内のいろんなところに泊まりたくて、ずっと、どこが泊まれればいいかとか、そういったことも話をしています。そういった誘致もできています。 6月に釜山に行きました。釜山に行ったら、MTVという、釜山市のそこを牛耳っている社長の方がいらっしゃるんですけど、その方も西海市に来たいということで、16日に来るようになっています。350万人の会員を牛耳っている方です。西海市はその方が以前来たときに西海市はサイクリングにとって最高の場所なんだと、アップダウンがあって、交通量が割と少なくて、そして風光明媚で、こんないい場所はないと。これから先もいろんな連携をしながら要望があればいろいろ対応をしていこうということで、今度来るようになっています。そういったことも今後できるようになってくると思います。 もう一点、弱虫ペダルって誰かご存じの方いますか--知りませんか、知っていますか。渡辺航さん、せっかくなので、課長、お話ししてもらいたいんですけれども、弱虫ペダルって今全国でかなり有名になっていると思うんですけど、ご存じですか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  社会教育課長。 ◎社会教育課長(山本誠治)  アニメで見たことは、あります。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  渡辺航さん、長崎大学出身の漫画家です。全国で物すごい有名な方ですね。この方の、長崎大学出身のこの人の奥さん、どこの方がご存じですか--知らないでしょう。西海市西彼町下岳ですよ。だから、それだけ西海市には密接な方なんですよ。この方がもし来るとなった場合には、全国から1万人呼べるだろうと、そういう話になっています。いろんなアンテナを張って、今からのスポーツもそういった、これから先、さまざまな行政と連携しながら、いろんなことが可能じゃないかなという、あくまで提言でした。自慢話になりました。すみません。こういったこともしっかりと考えてもらいたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(佐嘉田敏雄)  田中市長。 ◎市長(田中隆一)  熱心なお話を頂きました。ありがとうございました。スポーツで地域おこしというのは、これはもう成功例が多いわけですね。今度のリオデジャネイロオリンピックで、日本国民は相当情熱的になったのじゃないかなと思っております。それほど感動を与えてくれますし、また、人と人との、アスリートだけじゃなくて、やっぱり観客の方々の心を結ぶ力があるわけですね。これがスポーツの活性化だと私は考えております。教育行政の中でというよりも、市政のやっぱり中心に据えるべきものがスポーツであろうと、こう考えております。議員はバレーボール協会長もなされておられますし、バレーボール協会の活躍は、やっぱり私は全国に誇れる活動をやっておられると、こう思っております。 今回はツール・ド・ちゃんぽんの理事でもあられまして、全国から800人以上のバイクと、それからご家族の方々合わせますと、1,000人ぐらい西海市においでになるんじゃないかなと思っております。これも西海市を知って頂く交流の場でありますので、やっぱりこういうものは市民の皆さんが率先して、あるいはリーダー格の方が率先してやっておられますので、それに見合うだけの我々は応援をしていくと、これはもう当然のことじゃないかなと思うんですね。せっかく開きかけた花がしぼむことがないように、教育行政と市長部局も一緒になって助成をしていきたいと、こう考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(佐嘉田敏雄)  6番、朝長議員。 ◆6番(朝長隆洋)  ちょっと自分にかかわることを言って申しわけなかったんですけど、しっかり頑張っている人たちが周りにいて、そういう人たちが頑張っているということがなかなか表に出ないものですから、ここでお話しさせて頂いております。そういった頑張っている人たちをきちんと見てやってください。 子どもたちもしっかり頑張っています。それを支える、陰で、出ていない保護者とか指導者の方がいるから、小学生でも全国大会に僕は行けたんだと思います。そういう人たちの努力をきちんと見てくださいというのが今回のお願いです。よろしくお願いいたします。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(佐嘉田敏雄)  これで朝長隆洋議員の一般質問を終わります。以上で本日の日程は全部終了しました。 次回本会議は、明日9月8日午前10時から開きます。所定の時刻までにご参集願います。 なお、この後、3時半から、ここの議場で全員協議会を開きたいと思います。前もって連絡をしておりました第2次総合計画の基本構想、基本計画、こういったことについて少し勉強会という形で全協を開きますので、よろしくお願いいたします。     午後3時21分 散会...